[2004年 10月9日 / ソウル 産業宣教メッセージ / ソウルメイフィールドホテル / 柳光洙牧師]


共同体と産業宣教(25) - 伝道者の家主になろう
(ローマ16:23)

    
@ 序論 : ローマ16:23は、よく知っている本文です。“私と全教会との家主であるガイオも、あなたがたによろしくと言っています。市の収入役であるエラストと兄弟クワルトもよろしくと言っています。”
私たち産業人と、産業宣教の祈りの課題です。伝道者の家主になろう。これが最高の目標だと見ることができます。伝道者の家主。多くの宣教師と伝道者が、皆様のために祈ると考えてみましょう。目に見えないように多くの実が起きます。そのようにしようとするなら祈りが重要です。
* 祈り - 計画 : 産業人、役員、牧師が、祈りに対して考えなければなりません。祈りとは何でしょうか? 色々なことを話すことができます。イエス様が、このようにおっしゃられました。みこころが天でなされたように、地でもなされるようにしてくださいと祈りなさい。神の国とその義とをまず求めなさい。そうすれば、それに加えてそれらのものは与えられます。祈りは神様の計画を見ることです。私たちは、このようにだけなれば、信仰生活を良くすることです。このようにしようとするなら、5つのことを参考にしなければなりません。祈りはどのようにしなければならないのでしょうか?
(1) 事実 : 事実をよく見なければなりません。事実をよく見ることができなければ、祈りができません。‘堂会をする、総会をする’と言うのですが、各教団に行けば、祈りが各々違います。重要なことは、事実を見ることができないことです。
▲ 前に私が話しました。私の母が生きていた時、私と一週間に5分程度話します。その時間にだけ、私が車を運転して、私の母を迎えに行って教会へ行ったのです。教会に行くのに5分しかかかりませんでした。車に乗ると、このような話、あのような話をします。教会 起きたことを話すのに、5分なので聞くだけです。ところが、私の母が話したことを、後でこっそり確認すれば、ほとんど違います。その時、こういう考えをしました。一日中祈りだけする方なのに、事実を見ることができないのに、祈りを全くしない皆様は、どれくらい見ることができないだろうか? このようなことは、私の母に責任があるのではありません。
ほとんど、副教役者の中でも、良い副教役者は、事実を見て話さなければなりません。パウロがお手伝いをさせるのに、二人テトスとテモテにお手伝いをさせたのです。テトスには、真実なわが子と言いました。真の息子と言いました。テモテには‘わが子…’と言いました。それとともに、あなたの事情をよく知らせてくれたと言いました。副教役者が現場で仕事をするのに、事実を見ることができなければ、担任牧師が失敗します。 特に、私の場合は、多くの方達のためにお手伝いしているので、これをよく見なければなりません。時々、私の牧師夫人と新聞社の社長の話を聞いて、私が怒ります。その理由は、事実でないことを話すからです。二人が思っているのは、私の性質が汚いと思っています。私の位置が皆様を助けるので、事実でなければ混乱するのです。立場が使い走りならば良いのですが、皆様全体に仕えなければならないためです。祈りということは、事実を見ることができなければ、事業も出来ません。普通、事業する人々が祈りの課題をだせば、私が専門担当者でなくても、あれはだめだと考えられるのです。ほとんど正確でないのですが、99%は私が正しかったのです。その長老が事実を見ることができないのです。未信者でも産業を良くする人々は、これをよく見ます。
 
▲ マグドナルドは世界的な食堂です。マグドナルドは、パンを売る所です。ところが、マグドナルドの社長が強調することは、パンではないということです。マグドナルド会長が一番主張することが、建築だと言います。どこに、どのような形でマグドナルドを建てるかを重要に考えるらしいのです。これくらい事実をよく見ます。私達の孫がマグドナルドを見れば、無条件に入っていこうと言います。三回行ったのに、食べないのです。食べないでいながら、なぜ三回も行こうというのでしょうか? 行けば、また食べません。私たちは適当に食べて出てくるのに、食べなくても行こうという理由があるのです。マグドナルドは、曜日ごとに子ども達が好きなプレゼントを置いています。私達の孫は、それをもらおうと、行こうというのです。この時、感じたのは‘この人たちは、事業を良くする’ということです。マグドナルドは、おとな達より子ども達が行こうと言うことを知っているのです。子ども達が好きなことを知っています。マグドナルドに行こうということは、子ども達の口から出てきます。おもちゃのかたちも可愛くしています。ロシアでは、マグドナルドに行くのが夢です。その時はそうです。例えば、親しい人間で誕生日を祝うとすれば、誕生日パーティをしてもらう人々がマグドナルドに行こうと言いました。そこは人々が行きたいように雰囲気を作るということです。祈りも、事実を見なければなりません。
 
(2) 時刻表 : どんなに正しい言葉も時刻表が違えば間違っているのです。どんなに重要なことも、時刻表に従ってしなければなりません。事業を百回するのに、百回失敗する人々は、時刻表を見ることができないのです。事業することごとにだめになるのは、この時刻表を見ることができないのです。ある人は、屑鉄をすると言いました。それで、そのように見るのかと言ったのですが、まただめになりました。少し前は、カラオケをすると言いました。既に他の人が落ち着いてお金を儲けたのに、遅くからしたので、負債を負ってしまいました。
 
(3) 更新 : ところが、どんなに賢くても、祈らなければ更新ができません。自分の考えにとどまるのです。それで、そこから抜け出そうとするなら不安です。だから更新を出来ないのです。祈りを本当にする、これは更新を良くできます。既に事実を見て、時刻表を見て、更新が簡単にできます。ほとんど更新ができないのです。私が前に話しました。私たちの信徒が、私が誰であり、皆様が誰なのかを知りません。初期に私たちの信徒が自分の録音機で私たちの教会のメッセージを録音しました。お金をもらわずに、教会に置いていたのです。それで、何も問題なく、人々が持っていって、たくさん聞くと思っていたのです。それで寝ないで、20-30個ずつ作って、教会に置いていたのです。この人がこれが希望になったのです。一晩中、テープ録音して行くことが夢でした。ところが、私が見るのには間違いでした。私が、人々がテープを多く聞くために、自動で複写できる機械で多量にしなければならないと話したのです。ところが、この更新が難しいのです。あまりに残念で、心が痛くて涙が出るのです。それを木浦の涙と言います。更新ができません。私が静かに見ていたら、それではありません。ソウルに持ってくるべきだと言いました。テープを良くできる人々を作って、全世界に送りだすべきだと計画したのです。これだから、釜山の人を説得させるのに3年かかりました。彼らは‘なぜ、私たちのものを奪い取っていくのか?’と言いました。人がおかしくなるのでした。祈らなければ、更新できません。ソウルに持って来たら、個人がしました。それで団体に移すのに、3年かかって、1年争いました。‘私が説教してテープ作って、本を作るから、私が主人なのに、私がその権利をあきらめれば、あなたが出して、伝道しなければならないでしょう?’と言ったところ、返事が、私に裏切りだということでした。私がいままでみなしたのに、あなたが裏切ったと言いました。それで、あなたを殺すと言いました。それで勝手にしなさいと言ったのです。それで、本部に持ってくるのに、ものすごくいろいろな事が起きました。人々が更新ができないのです。決定的に祈りをしないということです。
 
(4) 挑戦 : ある部分には、挑戦しなければなりません。すると、続けてみれば、重要なことが見えます。
 
(5) ヴィジョン : こうしてこそ、祈りの答えを受けるのです。事業家、企業人も同じです。それで皆様は、教会に行って、むやみに話してはなりません。未信者もとても頭が良い人は、話をむやみにしません。‘塞翁之馬’という話もあります。未信者でも事件がおきることを深刻に見ないので、より重要なことを見ているのです。私たちは祈りをいつもしながら、事業も、教会も、宣教も、このようにみなしなければなりません。ちょっと足りない表現ですが、必須でしなければならないのです。もし役員でこの部分が弱ければ、教会に被害が及びます。担任牧師がこのように出来なければ、牧会ができません。なることがありません。私たちの前総会長がこういう話をしました。海外にいる方が、牧会経験があれば良いのに、牧会経験がなくて難しいらしいのです。それは正しいようです。より重要なことは、ゴルフで話せば、ショットができないのです。向うに水があるならばショットを打たなければならないのに、作戦が出てこないのです。私がそうです。私が一番、地面を打ったり、頭を打ったりします。一週間、忙しくしたあとで、あたふた行って打てばまたうまくできません。地面を良く打ちます。よく打つ人は余裕がなければなりません。言わば基本がだめなのです。何の戦略が出てきて、なにが出てくるでしょうか? こういう基本が出来なければ、その次のことが難しくなります。基本が重要です。神様の計画、神様の栄光のためにしなければなりません。これができないのに、できるでしょうか? 役員が自分の立場、位置を考えるのに、それでできるでしょうか? 私たちタラッパンをするのには、福音があってできるので、一般の教会ではむずかしいのです。堂会である人が意見を出したら、正しいのに反対するのです。よくなれば、その人が人気が出て、主導権が上がるからというようなことです。悪い考えをするのです。神様の栄光をのがせば、難しくなります。こういう答を持った人が、福音を持てば、聖書で皆成功しています。その中の一名がガイオです。
 
1. 祝福の中の祝福は出会い
(1) 世界最初の福音の出会い(使徒2:9-11) : どれくらい重要でしょうか? 私たちはこれを見ればものすごく感動を受けなければなりません。この時、産業人が15ケ国から集まりました。
(2) ペテロと足のきかない者との出会い(使徒3:1-12) :
(3) パウロとアナニヤ(使徒9:1-15) : 時代的なしもべになるパウロとアナニヤの出会いです。
(4) パウロとバルナバ(使徒11:25-26) : 一つ一つ、衝撃になる出会いです。パウロとバルナバが会って、世界地図が変わりました。
(5) 初宣教師(使徒13:1) : 地球上で初めての宣教師、本物の宣教師です。
(6) ルデヤ(使徒16:14), ヤソン(使徒17:6), プリスカ(使徒18:2) : パウロとその地域の人々の出会いが続きます。これが真の地域教会の意味です。こういう祈りの秘密を持てば、成功するしかありません。
 
2. 誰を助けて、誰のために仕事をして行くかは、未来と関連 : これはものすごく重要です。未来と関係します。誰を助けて、誰のために仕事をするのでしょうか?
(1) マタイ10:40-42 : 弟子を送りだしながら話されたことです。あなたがたを助ける者は、わたしを助けることで、あなたがたを受け入れる者は、わたしを受け入れることです。わたしが送った人を受け入れる人は、わたしを受け入れることで、伝道者を助けることは、イエス様のために直接、お手伝いすることと同じです。水いっぱいも報いを失わないと言われました。
(2) 真の伝道者を助けることは、イエス様に直接、お迎えしたことと同じ : イエス様がこういう人を弟子だと表現されました。
(3) 真の宣教師を助けることは、世界化の祝福を味わう : 私たちはほとんど、こういう祝福をのがすのです。おもに宣教も見れば、全世界宣教は、こういう宣教ではありません。私たちの教会が表れて、私たち個人が表れれば熱心に宣教します。本当に良い宣教師をすこし助けてくれと言っても、自分の教会が表れないと神経を使いません。重要なことをのがしたのです。イエス様を直接、助けることと同じです。真の宣教師を助けることを見れば個人と、教会の未来を見ることができます。
 
3. 伝道者の家主になろう : 本当に伝道者の家主になりましょう。真の伝道者、宣教師の家主になりましょう。ほとんど、とても重要な全てのものです。
(1) Vヨハネ1:2 : ヨハネもガイオを助けました。ヨハネが言った言葉です。‘愛する者よ…’, 次のメッセージは伝道者の愛を受ける者になりなさいという主題です。皆様の牧師が長老、役員を考える時、心より祈らなければなりません。それでなければ、一般信徒と同じです。ヨハネがガイオに‘愛する者よ。あなたのたましいが幸いを得ているように’と話しました。みな終わったから、残りはすべてのことに幸いを得るように祈ると言いました。
(2) ローマ16:23 : 私と全教会の家主。この話は親しい人を助けたということではありません。人間的に助けたということではないのです。私と全教会の家主、ガイオもよろしくと言いました。結論を下せば、この人が答えを受けるしかありません。祈りが出るしかありません。人間的に見ても、祝福を受けるしかないのです。産業人が捕まえる答えです。伝道者の家主になりましょう。胸に込めなければなりません。伝道の書12:11 よく打込まれた釘のように胸に打込まれなければなりません。そこにイスラエルの栄光がかかるのです。‘私が真の伝道者の家主になるべきだな’, 涙が出る程に願わなければなりません。伝道者の家主にならなければならないのです。私の事業は、これゆえに存在する。こういう人が集まった所が産業宣教です。どれくらい重要でしょうか? 私たちの心を本当に込めて、そして、私たちの考えを込めて祈らなければなりません。ピリピ4:7-8 すると‘あながたたの心と思いを守ってくださいます’と言われました。心だけ見ても祝福なさるのです。話したから答えられるのではなく、ダビデは本当に心を込めて、神殿を建てるべきだと考えたのです。契約の箱が見える所をいつも眺めました。ダビデは神様が自分自身を、自分を生かされた理由と、王になるようにされた理由を悟ったのです。神様が心だけ持っても祝福なさいます。神様がソロモンを通じて答えられました。ダビデが血を流した軍人ですが、神様が答えられました。とても大きい神殿であるから、その代で建てることができなかったのです。ダビデが建築費、建築する人をみな準備しました。ソロモン神殿と言いますが、ダビデ神殿でも同じです。さっきも話しました。伝道の書12章11節のように、心に釘づけられなければなりません。言わば思想にならなければならないのです。私の人生の哲学にならなければなりません。答えが小猿をえません。ここに人間中心主義が、なんの意味合いがあるでしょうか? 人間的な葛藤は効果がありません。この部分ができれば、神様がまさに答えを下さいます。こういう祝福を皆様が本当に味わう産業人になる祝福を味わうことを望みます。
 
-------- 要約 --------
< 共同体と産業宣教(25) - 伝道者の家主になろう(ローマ16:23)>
 
1. 祝福の中の祝福は出会い
(1) 世界最初の福音の出会い(使徒2:9-11)
(2) ペテロと足のきかない者との出会い(使徒3:1-12)
(3) パウロとアナニヤ(使徒9:1-15)
(4) パウロとバルナバ(使徒11:25-26)
(5) 初宣教師(使徒13:1)
(6) ルデヤ(使徒16:14), ヤソン(使徒17:6), プリスカ(使徒18:2)
 
2. 誰を助けて、誰のために仕事をして行くかは未来と関連
(1) マタイ10:40-42
(2) 真の伝道者を助けることは、イエス様に直接仕えることと同じ
(3) 真の宣教師を助けることは、世界化の祝福を味わう
 
3. 伝道者の家主になろう
(1) Vヨハネ1:2
(2) ローマ16:23