[2005年3月26日/ソウル産業宣教メッセージ/ソウル メイフィールドホテル/イ・サンベ牧師]


共同体と産業宣教(46) -未来を見る産業人大会
(使徒8:26-40)

@序論:柳光洙牧師(21世紀世界布教連盟総裁)が、スペイン伝道集会を終えて、大西洋を越えてきているところです。これからさらに発展すれば、飛行機の中でメッセージができる時代がくるでしょう。時刻表にならなくて、私が代わりに伝達します。スペインに行く前に、金浦(キンポ)空港から仁川(インチョン)空港行く間にメッセージをされました。一週間の間、ご飯の味もしない感じで準備しました。聖書を見れば、神様は時代ごとに伝道者を通して働かれました。伝道者をたてて、伝道者を通して働かれたのです。
(1)伝道者:この背後には、産業人と専門担当者がいました。ローマ16:1-27にその証拠が出ています。伝道者が仕事をする時は、専門担当者、産業人がその背景になってくれていたのです。教会史にも、その証拠が続いています。
(2)マルティン・ルター:マルティン・ルターが、宗教改革をした時もそうでした。マルティン・ルターが、一人で宗教改革したのではありません。各町の城主が、マルティン・ルターの改革運動を支持したのでした。彼らが、全部、産業と自分の影響力を背景にして助けたのです。そんなことが、聖書に皆、敷かれています。何年か前に、ハン・ドンフン長老の案内で、マルティン・ルターが隠れていたお城に行ってみたことがあります。マルティン・ルターが、聖書を翻訳するように、城主が完全に保護したのです。
(3) 18世紀-19世紀:ムーディー、ウエスレイ、ウィリアム・ブース、彼らが伝道運動をするのにも、産業人が背景になりました。工場の労働者と事業家が、その背景になったのです。
(4) 20世紀:しかし、20世紀以後に消えたのです。産業人が福音運動するのがなくなったのです。ロックフェラー財団も、ニューエイジ運動の影響を受けているということです。一部、学者の中で、米国の経済没落を予言する人々もいます。米国がこのまま行って、信仰的に没落するということです。韓国教会も例外ではありません。このような時に、産業人大会をするのです。聖書と現在の教会史の流れで、産業人大会を見なければなりません。今回の産業人大会は、未来を見る産業人大会にならなければなりません。先週に、私たちは‘世界を見る産業人大会’という主題でメッセージを聞きました。全世界の現場で、みことば運動をする産業人が集まるようになります。いつも、そのようにしてきたように、マルコのタラッパンに集まった15ヶ国の産業人が帰って、福音運動が広がったのです。今回の大会にも、このヴィジョンを見て祈らなければなりません。それだけではなく、未来を抱いて祈らなければならないのです。

1.未来を見た成功者たち
未来を見た人々は、全部、成功しました。聖書のレムナント7人がそうでした。7人の背景が、全部、未来を見る人々でした。
(1)創世記37:11:ヤコブがそうでした。ヨセフもそうでした。兄たちは、ヨセフの話を無視したのですが、ヤコブはヨセフの話を心に留めていました。そして、その話が全部、成就したのです。ヨセフは、神様がなさることをあらかじめ見たのでした。必ず、なるしかないということが分かったのです。それを見たので、今、色々な困難があっても揺れなかったのです。私たちが結末を知って、未来を見たら、揺れる理由がありません。明日どうなるのか、結末を知らなければ、今が不安なのです。ヨセフは、なることを分かっていたので、揺れませんでした。
(2)出エジプト3:18-20:モーセを大きくしたヨケベテがそうでした。モーセもそうでした。その時代には、奴隷の身分でした。奴隷であるのに王の命令を破るということは死です。しかし、自分の息子をそのまま大きくしたのではなく、神様の契約を成就する人として見たのです。いのちを捧げて、隠れて乳を飲ませました。王宮に乳母として入って、契約を伝達したのです。未来に命をかけたのです。神様が、モーセをそのように用いられました。
(3)Iサムエル3:1-18:サムエルを大きくしたハンナもそうです。自分のことを嘆いていただけだったのですが、神様の計画を悟ったのです。神様の契約を伝達する人が必要だと思ったのです。‘私の息子でなく、ナジル人として育てます’と祈りました。ハンナが祈りでサムエルを大きくしたのです。乳離れさせた後に、神様にサムエルを一生を任せると言いました。一年に一度、神殿に上がれば、一年の間で針仕事をした服をサムエルに着せました。神様がされることを、あらかじめ分かっていたのです。
(4)Iサムエル16:13:サムエルの契約の箱に対する切なる思いがダビデに伝えられたのでした。ダビデが王になっても、それのために生きました。神殿を建てたのは、ソロモン王でしたが、その前に神殿のためすべての準備はダビデがしました。神様が最高の答えを与えられたのです。
(5)I列王19:18-20:エリヤがエリシャを弟子としたのもそうです。エリヤは現在だけ見たのかもしれません。偽り預言者と戦うことを、一生の自分の使役だと思っていました。しかし、ホレブ山に行ったら、神様がメッセージを与えられたのです。王に油を注げといって、バアルにひざまずかない7千名を立てなさいと言われました。エリシャをたてろと言われたのです。いよいよ未来に揺れないシステムをたてました。このように答えと未来を見た人は、全部、成功しました。
(6)イザヤ6:13:捕虜時代にイザヤにもそうでした。みなほろびるようだけど、切り株だけ残っていれば良いと言われたのです。絶望の時代に子孫、レムナントを通して、未来になることをあらかじめ見なければなりません。
(7)Uテモテ3:1-17:パウロは子孫を、そのように育てました。終わりの日に、苦しみの時が来ることを預言したのです。神様があらかじめ準備させられました。準備の中の準備が子孫をたてることです。どれくらい心にあることを言ったのか、テモテに‘わが子よ’と言いました。レムナント7人とその背景は、未来を見たので成功したのです。

2.未来を語られたキリスト:復活のメッセージが全部、未来を掌握するのです。
(1)マタイ28:16-20:12弟子にすべての国の人々を弟子としなさいと言われました。弟子たちが、この当時にすべての国の人々という意味を分かったでしょうか? パレスチナの地もみな通ってみたことがない弟子たちでした。地球が丸いということも知りませんでした。しかし、主はすべての国の人々を弟子としなさいと言われました。聖霊が臨めば、そうなると言われたのです。ルカの福音書ですべての種族に福音が伝えられると話われました。
(2)マルコ16:15-20:万民に福音を伝えなさいと言われました。
(3)使徒1:8:地の果てまで証人になると言われました。
(4)黙示2:1-3,20:主がどんな方なのか言ってくださいました。7つの燭台の間を歩いておられます。主が開始で、終わりで完成でした。復活です。その方が、教会と教会を通して、世の中、全部を治めておられるのです。その方が、私たちを見て、行けとおっしゃるのです。私たちの現在だけ考えれば、何もできません。この絶望的な現在に留まらずに、なることを見て行けといわれたのです。マルコ16章に、その契約をとらえて現場に出て行ったら、主がともに働かれたと書いてあります。神様の約束を持って祈って、聖霊充満を見たのです。マルコのタラッパンで発見したことは、弟子が世界に出て行く前に15ケ国が来ているのを発見したのです。みことばが、成就するのを見たのでした。今回の産業人大会は、未来を見る産業人大会にならなければなりません。

3.未来を見る産業人大会
(1)世界で起きる産業人のみことば運動(イザヤ40:1-10):福音運動、祈り運動、弟子運動が起きる絵を見なければなりません。柳牧師が、産業宣教の集いをする時ごとに心の中心でする話がこのことばです。神様が伝道者を通して、世の中を変えられる時、その背後には産業人がいました。全世界に、こういう産業人のみことば運動が起きるようにしなければならないのです。産業宣教という名前で1,2人が捕まえて祈っても、その契約が成就するということです。それで、名古屋で世界産業宣教25番目の支会が立てられました。今現在、立てられている産業宣教支会は、初期と質的に差があります。その前に、初期には、我が国の僑胞(海外在住韓国人)中心でした。マレーシア、台湾支会以後、私たちの僑胞(海外在住韓国人)と現地の人達が起きて、産業宣教支会をたてています。今回、名古屋でも韓国人が会長でしたが、副会長、総務がみな日本人でした。その長老と話を交わして見たら、名古屋産業宣教支会の役員の中で、職員が千名を越える産業人がいました。彼らは全部、産業人を通して、福音を受けて、受け入れて産業人の集いに参加しています。そんなことが、全世界に起きることを見て始めなければならないのです。それで、産業宣教は世界へ伸びていかなければなりません。
(2)世界へはばたく産業宣教
産業人の弟子を通して
@使徒2:9-11:15ケ国の人々が集まったのです。完ぺきに神様がされるのです。ユダヤ人は、外国に出ながらスケジュールを過越節中心に組みます。彼らは、律法で過越節を守らなければならないのです。しかし、マルコのタラッパンに集まった産業人は、1年に1回エルサレムに神殿に行かなければならないのに、それを計画しなかったのです。異端として迫害を受けて、ユダヤ人社会から排斥されるようになったマルコのタラッパンに集まったのです。この当時には、マルコのタラッパンに来なさいという広告も出来なかったのです。しかし、15ケ国からそこを訪ねてきたのです。福音のなかで聖霊を体験しました。神様がされることに対して聞いたのです。彼らが帰って、マルコのタラッパンのみわざが同じように起きたのです。すでに大伝道者パウロがローマに行く前にローマに教会がありました。今回の世界産業人大会は、全世界で始まる産業人大会になるように祈らなければなりません。
A使徒2:41-42:3千人の弟子が起きて現場が変わりました。
B使徒6:7:大祭司の数多い群れが戻りました。
C使徒8:26-40:一つの大陸に福音が入り始めました。礼拝にも答を得られないで、聖書を読むのにも答を得られないで、全てのものをみな持った人に、ピリポ執事が答を与えたのです。この人が帰ってエチオピア福音化が始まったのです。アフリカの福音運動史は、これを通じて始まりました。
(3)根を下ろす産業人
@理解:タラッパン伝道運動を理解しなければなりません。この運動は、一時的な運動ではありません。神様のみこころに合えば、神様が継続するようにされます。その証拠を見ているのではないでしょうか?
A体質:産業人の体質が変わらなければなりません。福音と宣教の体質に変わらなければならないのです。すべての人間中心主義が整理される、福音の目で見なければなりません。福音の目で産業を見なければならないのです。
B霊的な根:福音のみことばが霊に根をおろさなければなりません。大邱(テグ)集会で与えられたみことばです。意識、たましいの中ではなく、潜在意識の中に根をおろせばみわざが起きます。産業人が生きていく現場は、殺伐とした現場です。新聞、ジャーナリズムでそのように話しています。‘食うか食われるか’という時代です。昨日のニュースに、こういうのが出てきていました。我が国の最高市議会議員が集まって勉強するということです。自分たちがそんなにしなければ、生き残ることができないということです。私たちの霊の中に、神様のみことばが根を下ろさなければならないのです。私がするのではなく、キリストがされるようにしなければなりません。キリストが現場を掌握するように祈らなければならないのです。

@祈りの課題
(1)大きい絵:世界と未来を見通す産業人大会にならなければなりません。全国と世界あちこちで産業人がみことば運動することを描かなければなりません。
(2)レムナント共同体訓練場:このために集中的に祈らなければなりません。今は、共同体時代だと話しています。私もなくて、私たちもなくて、共同体のなかで一つにならなければなりません。世界宣教戦略が、共同体宣教を通してなるのです。そのなかで20の戦略と訓練をさせるということです。韓国で起きたのを、同じように全世界でしなければならないのです。私たちの産業人が一番先頭でしてきました。何箇所か立てられた共同体が、産業人を通して成ったのです。今年、受けた祝福が共同体訓練場です。およそ50億、60億円を置いて祈らなければなりません。私がタラッパン伝道運動しながら、お金の金額を考えてみました。柳牧師が、伝道総会2回総会する時、カン・ソクチュン牧師が書記であり、私が総務であり、キム・ドンゴン牧師が総会長なのですが、宣教の祝祭をしなさいと言われました。一度もしてみなかったが伝道の祝祭をしなさい言われたのです。天安(チョンアン)の詳録会館を借りました。伝道の祝祭をしようとするので2千万円ないし、3千万円が必要でした。今でも記憶するのですが、キム・ドンゴン牧師が2億-3億(ウォン)が必要だというので‘億’と言いました。それで、旅館の部屋で会議しながら、役員が朝起きれば皆、祈ったのです。2億-3億に驚いたのです。その時、教会と主のしもべが献身して、それよりさらに多く答えを受けたのでした。それと共に、じわじわ金額が高くなりました。総会会館を買う時、総神を買う時は45億ウォン(4億5千万円)でした。初めから雲をつかむようなことでなく、神様がそのようなことを通して、私たちを育てられたのです。導きを受けるのが何かを体験しています。総神職員の建物を作るのにうわさなしで作りました。レムナント共同体をたてるのに50億円を話すのに、恐れはありませんでした。私が出すのなら震えますが、神様がなさることを考えれば震えないのです。なぜなら、全世界のレムナントを訓練させて、全世界に派遣する絵を描けば良いのです。それでこそ、世界、未来に希望があるのです。そこを土台で産業宣教があるのです。そして、産業宣教会の5つの祈りの課題を東南アジア宣教大会で与えられました。
(3)土台:永遠な祈りの課題です。
@すべての主のしもべと、伝道者の保護者
Aすべての伝道者と宣教師の同労者
B福音を宣べ伝える人々の家主
C私たちのレムナントの土台
D最後に共同体を作って、文化を変える程、産業の証拠を見る産業人
私たちが、この運動の祈りの課題を持てば確かにみわざが起きます。私たちがしてきたことでなく、神様が今まで引っ張ってこられたのです。神様が、第8次世界産業人大会を通して、未来と世界を見るようにされるでしょう。具体的な産業人大会になるように祈らなければなりません。
-要約-
<共同体と産業宣教(46) -未来を見る産業人大会(使徒8:2-40)>
1.未来を見た成功者
(1)創世記37:11       (2)出エジプト3:18-20
(3)Iサムエル3:1-18     (4)Iサムエル16:13
(5)I列王19:18-20 (6)イザヤ6:13        (7)Uテモテ3:1-17
2.未来をおっしゃられたキリスト
(1)マタイ28:16-20     (2)マルコ16:15-20
(3)使徒1:8         (4)黙示2:1-3,20
3.未来を見る産業人大会
(1)世界で起きる産業人のみことば運動(イザヤ40:1-10)
(2)世界へはばたく産業宣教
@使徒2:9-11     A使徒2:41-42    
B使徒6:7       C使徒8:26-40
(3)根を下ろす産業人
@理解  A体質  B霊的根