[ 2006年11月25日/産業宣教/ソウル メイフィールドホテル/カン・ホイン牧師]


共同体と産業宣教(129)改革の主役(18) -目が開かれた分、味わうことができます
(創世記13:14-18)


@序論:私は19年前に柳先生に会いました。その時、柳先生は東三第一教会を開拓したばかりの時でした。釜山影島東三洞の地下30坪で開拓をしていました。そこに集まっていた人々は、おもにおばあさんと子どもたちでした。青年も何人かいたのですが、今は牧師になった工場に通っていたペク・ウンギュ青年と、肺病にかかっていた尹ソンフン青年がいました。そちらから始まった福音運動が全世界に広がるのを見たのです。私はイザヤ60:1-22のみことばが、そのまま今まで成就していることを見ました。全地が今、暗闇に覆われたのです。それで、起きて光を放てとおっしゃいました。光を放つ時、国々がみな戻ると言われました。私たちの息子は遠方から来る、娘らは抱かれてくると言われました。国々の財産がみな集まると言われました。小さい者が千を、弱い者が強国を成し遂げると言われました。このみことばがタラッパンにそのまま成就するのを見ました。今、全世界に伝道神学院109ヶ所が動いています。1千万弟子に向かった重要な祝福が進行しています。全世界に宣教師訓練院が13ヶ所集まっています。合宿訓練が毎週進行しています。タラッパンの中では大きい行事3つを行っています。世界産業人大会、レムナント大会、世界宣教師大会です。年が進むほど、神様の働きであることを見ます。もう総会が結成されました。総会神学校に良い学生たちが集まっています。今はレムナント運動が本格的に起きています。昨日ワシントンに電話をしたのですが、1500人のレムナントがワシントンに集まったということでした。こういう歴史はありませんでした。来年にはさらに多く集まるでしょう。産業宣教の集いが全世界に広がっています。こういう集いを通して神様は世界福音化のインフラを構築しておられるのではないかと考えます。役員、産業人が目を開いてこの事実を見なければなりません。産業人がタラッパンの全体の働きを一番よく分からなければならないと思います。目が開いただけ私たちが味わえるのです。

@本論:北米と南米の差は何でしょうか? アメリカ大陸を発見して開拓した人々の見解の差です。多くの天然資源を持っても生きることができない国がたくさんあります。単に見解の差だけのことです。ユダヤ人は自己満足のための主体思想を持って生きて、大きい災難にあう結果を招きました。聖書には、世界を生かすグローバルのメッセージを与えておられます。

1. 目が開かれないアブラハム
(1)創世記11:1-8アブラハムが初めには目が開かれませんでした。
(2)創世記12:1-10神様はアブラハムにカルデヤのウルから離れなさいと言われました。そして、カナンの地に行けと言われたのです。なぜカナンの地に行かなければならないのでしょうか? メシヤが来られる地であるためです。神様の命令に従順にして、アブラハムがカナンの地に来ました。しかし、まだアブラハムは目が開かれなかったのです。12:9を見れば、ますます南方に行ったと言われています。ずっと降りて行けば、エジプトです。その地が飢謹になったので、エジプトに入ったのです。それで大きい問題が生じました。なぜカナンの地に留まるべきなのでしょうか? メシヤが来られる地であるためです。このような時、契約を捕まえて待たなければなりません。ところで、この目が開かれなかったのです。外国から連れて来た女がハガルです。その女のためにできたイシュマエルが、今でも問題になっています。目が開かれなければ、こういう大きい失敗がくるのです。
(3)創世記13:1-13神様は初めから故郷、父の家を出なさいと言われました。ところで、アブラハムが神様の命令に従順にしなかったのです。それで連れてきた者がおいロトです。結局は、これが問題になります。おいロトと叔父アブラハムの間に、いつも争いが起きました。それも財産問題のために、いつも争いになったのです。霊的な目が開かないで、神様の命令に従順にしないから、こういう問題が引続き起きるのです。

2.目が開かれたアブラハム
やっとアブラハムの目が開きました。
(1)創世記13:14-18おいロトを送りました。おいロトが離れた後に、神様がアブラハムに重要な話をされました。今日の本文のみことばです。アブラハムが神様の恵みに従順にして、神様がアブラハムの目を開かれたのです。カナンの地を、アブラハムの子孫にくださると約束されました。アブラハムの子孫として来られるメシヤを通して世界中の人々が恵みを受ける、こういう重要な祝福の門を開いてくださいました。
(2)創世記14:14-20アブラハムを離れてソドムとゴモラを選択したロトは、自分とは関係なく問題が生じました。いくらがんばってもほろびよるとするなら、自分と関係なく事件が起きるのです。ソドムとゴモラに大きい戦争が起きました。ソドムとゴモラの人がみな捕えられたので、ロトも一緒に捕えられました。この時、アブラハムが自分の家で育てたしもべ318人を連れて夜に奇襲をかけたのです。ソドムとゴモラのすべての人と、奪われた物、おいロトを連れて出ました。この時、アブラハムが永遠な祭司のモデルであるメルギセデクに祝福を受けました。ヘブル人への手紙では、キリストはメルキゼデクと同じ位と話しました。ここで十分の一をささげました。ソドムの王がすべての人だけかえして物は全部アブラハムが持っていくようにと言ったのですが、その時アブラハムはこれを断りました。なぜなら、真の祝福は神様からくるためです。アブラハムは霊的な目が開いていたのです。神様は私たちが永遠に受け継ぐことになられます。神様が私たちの祝福の根源になるのです。
(3)創世記15:1-3アブラハムがいくら待っても、神様が約束された息子をくださいません。それで、アブラハムの考えで318人のしもべの中でとても賢い子を養子とすることを考えたのです。ダマスコのエルリエゼルを養子とすることを心に計画しました。その時、神様がおっしゃられました。必ずあなたのからだから出る子があなたの後を継ぐとおっしゃられました。そして外に出させて、天の星を数えてみなさいとおっしゃいました。あなたの子孫がこれと同じだとおっしゃられました。必ずメシヤはアブラハムの血統に来られる。アブラハムとサラのからだから生まれる子を通してメシヤが必ずくる。彼を通じて世界中の人々が恵みを受ける大きい門が開くようになる。アブラハムにこの目が開いたのです。

3.より大きいことを見なければならないアブラハム
神様はアブラハムにより大きいことを見るようにされました。
(1) 創世記17:1-10 99才に現れてアブラハムの名前を変えられました。アブラムとせずにアブラハムとしなさいとおっしゃいました。あなたは国々の父になると言われたのです。名前を変えたということは、祈りの課題です。必ずあなたの子孫によってメシヤが来る。それによって世界中の人々が救われるみわざが起きるだろう。あなたの名前をアブラムとせずにアブラハムとしなさいとおっしゃいました。国々の父といって、これをいつも記憶して祈りなさいということです。
(2) 創世記22:1-12アブラハムがこの契約を本当に正しく捕まえたのか最後のテストをする場面です。この時、イサクが生まれて10才くらいでした。ある日、神様がアブラハムを呼ばれました。あなたが100才で産んだ息子、あなたのひとり子イサクを連れて私があなたに命じるモリヤの山に行けとおっしゃいました。そして、そこで彼を全焼のいけにえとしてささげなさいとおっしゃったのです。アブラハムは、誰とも相談しないで、その次の日朝早く起きて神様のみことばに従順にしました。しもべを連れて、ろばに木を負わせて、その息子を連れて行ったのです。三日の道を行って、その地が見えたので、しもべをそちらに留まるようにさえ、片手に刀を持って、片手には火を持って山を上がりました。その時、イサクが尋ねたのです。いくら子どもでも、変に感じたのです。前は全焼のいけにえをささげに行く時、小羊を連れて行ったのですが、今回はいないからです。子どもたちは見た通り、感じた通り話します。今度は、なぜ羊がいないのですかと尋ねました。その時、アブラハムが何と答えるべきでしょうか? 聖書には嘘をつくなとなっています。もし神様があなたを全焼のいけにえとしてささげよとおっしゃったと話せば、いくら子どもであっても、自分が死ぬのにだれが付いてきたでしょうか? そうしたら、この時アブラハムが神様に話す言葉があるでしょう。「神様、私は従順にしようとしたのですが、イサクが逃げて仕方ありません」と理由を上げることもできました。しかし、アブラハムは「神ご自身が準備される」と話しました。ヘブル11:17-19で、アブラハムの信仰のレベルをこのように話しています。息子を全焼のいけにえとしてささげても、神様は契約を必ず守られるために、みな焼けてしまった灰の中からまた生かされることを信じたのでした。これがアブラハムの信仰のレベルです。神様は契約の神様です。神様は契約を必ず守られます。神様は絶対に契約を放棄なさいません。神様の契約は必ず成就するのです。その契約の核心が、必ずアブラハムの血統を通してメシヤ、キリストに系図が続くということです。そして、キリストは必ず来られるのです。世界中の人々が恵みを受ける福音が地の果てまで宣べ伝えられます。神様はアブラハムがより大きいことを見るように望まれたのです。神様は私たちがさらに大きい目が開くことを望んでおられます。もう世界福音化をする時、産業宣教がその本質にならなければなりません。主は再臨されます。今まで福音を宣べ伝えるために、産業人が必ずその背景になりました。それなら、神様は私たちを通してこの背景を敷かれるでしょう。神様の明らかな計画であるためです。ところで、集まってみたら何もありませんでした。どのようにしろということでしょうか? 初代教会が集まったら、乞食の群れが集まったのでした。信徒が集まったのですが、90%があき缶を持って集まりました。明日の朝、直ちに食べるものがありませんでした。ところで、神様がくださった約束は何でしょうか?使徒1:8を約束されたのです。サマリヤと地の果てまで行かなければならないのに、交通費がありません。どのようにしろということでしょうか? それで、神様は初代教会に創造の力で働かれたのです。歴史が過ぎた後に、明らかな証拠が出てきました。何もない彼らが世界福音化を成し遂げたのです。神様の契約は必ず成就します。神様は、私たちにさらに大きい目が開くことを希望されます。アンテオケ教会は、初めから伝道と宣教に方向を合わせた教会です。正しく弟子訓練をしました。パウロとバルナバが一つのチームになって、教会員全員にチームの働きをしました。使徒11:26に弟子がアンテオケではじめてクリスチャンだと言われるようになったと言われています。この方たちは、本当に福音が確実な方々でした。正しく福音を理解したのです。その時から本当に答えを受け始めました。この3つの証拠が明らかな人が弟子です。アンテオケの異邦人が見ても、こういう証拠が出てきました。正しく働き人を集めたのですが、使徒13章です。使徒13:2に断食しながら祈りました。食べるものがなくて断食したのではありません。神様のより大きい計画を見るために断食をしました。アンテオケ教会に向かった神様の最高の計画を見るために断食したのです。おもに私たちはいつ祈るのでしょうか? 事業でほろびた時、とても腹が立つ時、断食します。レベルが違うではないでしょうか? この人たちがなぜ断食をしたのでしょうか? この教会とこの働き人に向かったより大きい神様の最高の計画を探すためにです。断食して祈りました。その時、聖霊が「バルナバとサウロをわたしのために聖別して、わたしが召した任務につかせなさい。」と言われました。聖霊がどれくらい正確でしょうか? 正確に答えられました。神様の最高の計画を見せられたのです。それで、この二人を宣教師として任命して、教会員全員が断食する中で宣教師として派遣しました。さらに大きい目が開いたのです。神様の最高の計画を見る目が開いたのです。そのまま派遣したのではありません。教会員全員が祈りの背景になりました。宣教後援支援金も送ったでしょう。ところで、クルラディオ皇帝の時、世界中が飢謹になりました。今の言葉で、大不況が来たということです。世界中がご飯を正しく食べられなくなったのです。神様は神様の計画のために、この教会をどのように祝福されたでしょうか? 隠されたすべての経済を起こされました。エルサレム教会を食べさせて生かすほど、祝福されたのです。神様は神様の最高の計画を成し遂げられたからです。まさにこの目が開かれることを希望します。
(3) 創世記22:17-18 「あなたの子孫によって、地のすべての国々は祝福を受けるようになる」とおっしゃいました。アブラハムに神様は、もう一度、重要な計画を知らせられたのです。必ずアブラハムの血統にメシヤ、キリストが来られる。彼によって世界中の人々が恵みを受けるとおっしゃられました。ガラテヤ3:29でパウロは「もしあなたがたがキリストのものであれば、それによってアブラハムの子孫であり、約束による相続人なのです。」と話します。それでアブラハムと共にその相続に参加すると言われています。アブラハムが受けた同じ祝福を受けるということです。アブラハムはこの目が開いたのです。神様はタラッパンを通してこれからなさることは何でしょうか? 私たちは明らかな私たちの未来を知っています。タラッパンのすべての役員と産業人は、この目が開かなければなりません。これから福音を持った多くのことが開かれるでしょう。福音運動以後に神様は必ず祝福されます。神様の計画である世界福音化のために、必ず福音を持ったエリートを起こされます。これから福音でなければ絶対にだめな癒しの働きがくるでしょう。これから私たち福音を持った者が世界文化を変えるほど、文化の働きの門が開くでしょう。これからレムナントを通した大きいみわざが起きるでしょう。RUTCを各国ごとにたてるでしょう。その周囲に散ったすべての人々を集めるでしょう。レムナントをみな生かすでしょう。1千万人を起こすでしょう。RUTCを通して、すべてのタラッパン20の戦略をそこに根をおろすでしょう。この働きの背景になる産業宣教に神様は必ず働かれるでしょう。それで教会史をよく見ましょう。こういう重要な福音に産業人が必ずその背景と土台になりました。それなら、これが私たちの祈りの課題です。皆さんにこういう祝福が臨むことを希望して、こういう目が開くことを希望します。
-要約-
<共同体と産業宣教(129)改革の主役(18) -目が開かれた分、味わうことができます(創世記13:14-18) >
北米と南米の差は何でしょうか。アメリカ大陸を発見して開拓した人々の視界の差です。
多くの天然資源を持っていても貧しい国が多いです。ただ、視界の差であるだけです。
ユダヤ人は自己満足だけのための主体思想を持っていて、大きな災いが起きる結果をもたらしました。
聖書は世界を生かすグローバルのメッセージを与えています。
1.目が開かれないアブラハム
(1) 創11:1-8 (2) 創12:1-10 (3) 創13:1-13
2.目が開かれたアブラハム
(1) 創13:14-18 (2) 創14:14-20 (3) 創15:1-3
3.より大きなことを見る必要のあるアブラハム
(1) 創17:1-10 (2) 創22:1-12 (3) 創22:13-20