2014年世界レムナント大会(第17次)2講
2014年8月5〜8日、釜山ベクスコ  柳光洙牧師(整理:チャ・ドンホ牧師)


2講
レムナントの全心-神様の最高の答え
-神の国
(使徒1:3)
 
 

序論−錯覚から捨てなさい!
?今の既成世代がうまくいっていない3つのことがあります。
神様から与えられた最高のプレゼントがあるのですが、それはいったい何でしょうか。実はこの部分は私たちも知っているかもしれません。また、神様の最高の答えは何でしょうか。神様からの最高の祝福は何でしょうか。この部分について既成世代が分からずにいます。皆さんはこれを必ず知らなければなりません。
1)神様からの最高のプレゼント(一心)→キリストに刻印
?神様の最高のプレゼントは、キリストです。でも、キリストが私たちに刻印されていません。この部分を参考にしてください。刻印されていないということです。神様は私たちに最高のギフト、キリストを与えてくださったのに、キリストが私たちには刻印されていない。神様から与えられた最高のものが刻印されるべきなのに、そうできていないということを参考にすべきです。これが昨日お話した第1講義目のポイントです。
?キリストが刻印されていないということは、様々な問題が起きてしまいます。例えば、皆さんの内側にある葛藤は消えません。皆さんの中に隠されている傷はいやされないまま続きます。そして、例えば、一人でいるとしたらもっと寂しくなるでしょう。刻印がキリストではないからです。それで問題は終わりません。もっとひどくなります。どんどん霊的問題は近づいてきます。
?キリストに刻印されてしまえば、奇跡が起きます。誰でもキリストにあっては新しくつくられたと言われました。昔のことは過ぎ去ったと言われていま。私たちは新しくつくられたと言われています。ダビデは他のものはいらないと言いました。それがキリストが刻印されたという告白です。ダビデは主が私の羊飼いであるために、何も乏しくないと言いました。その告白はサタンが崩れるしかありません。そして、ダビデが賛美をしましたが、呪われた霊、悪霊がすべて離れて行きました。同じ賛美なのに、みな一緒に歌うのに、ダビデの賛美は悪霊が離れて行ったということです。パウロはこう言いました。キリスト以外に今まで誇りに思っていたすべてをちりあくたにすると言いました。その程度になってこそ世界征服をすると思います。クロスビーはこう言いました。私はこの盲目の目が開かれ見えるようにしてくださいとは祈りません。目が見えないままの方がよいです。なぜなら、これ以上、見る理由がないからです。私は天国と神様に会いたいです。クロスビーはそう告白しました。クロスビーの賛美歌は今だに続けて歌われています。皆さんもご存知でしょう。
?今、大人が逃している部分がこの祝福であるために、教会は減少していくしかありません。どんな方法、手段選ばずに行っても、教団も減っていきます。どんな理論も間違っています。そのまんま行いますと教会は門を閉めてしまいます。その部分について、モーセが400年ぶりに主張しました。彼の主張は答えられるしかありませんでした。1400年間も逃していたすべてのことをサムエルとダビデによって回復されました。ダビデが行く所ごとに神様の御働きは起きます。そして、この契約が逃されたので、また捕虜になってしまいました。その後、預言者イザヤが語ったみことばは成就されました。切り株は残ると言われました。処女がみごもっている。そして男の子を産む。その名をインマヌエルとせよ。起きよ。光を放て。そして、男女、つまり息子や娘たちが様々な国から戻ってくると言われました。その内容はイザヤ60章に記録されています。つまり、このキリストの刻印ができていません。これがサタンの第1戦略です。1500年間によってキリストはなくなってしまいました。ましてや堕落してしまった教会は、お金で罪を解決しようとしました。お金を出せば天国に行ける。ここまで言うようになってしまいました。それがカトリック教会です。1500年ぶりにマルティン?ルターは言いました。そうではなく、ただ福音で救われると言われたのです。神様はすべての力をルターに与えました。そのようにつくられた教会が今500年経ちました。神様の御前で大胆に伝えます。今、福音は消えました。その発言に「あなたが異端ですか」と言われてしまいましたが、福音は消えてしまったのです。今の大人のままではこの運動はいけません。刻印されていないからです。そこでレムナント運動というのは、私の仕事ではなく、神様の計画だということに気づきました。
?今回のレムナント大会が終わったら、40日間の特別祈りを私はささげようとしています。 オリーブの山での祈りの運動を40日するつもりです。そして、RUTCを完成していこうと思っています。それに従って、すべての組織が新しくされていくと思います。レムナント運動をしない人は、タラッパンを離れた方がいいかもしれません。レムナント運動をしない教会はなくなっていくでしょう。レムナント運動をしないアメリカ教会は10年以内に門を閉じるでしょう。今からそれらを記録して確認してみてください。教会は重要です。しかし、その教会はいつ消えるか分かりません。それが歴史的証拠です。しかし、契約の子孫たち、次世代、切り株は残ります。だから、すべてのレムナントの胸にキリストを刻印させなければなりません。そして、サタンの町を完全に崩していくのです。教会を掌握しているサタンの権威を完全に崩していかなければなりません。それが昨日の第1講義の内容です。
2)神様から与えられた最高の答え→神の国
?神様から与えられた最高の答えは何でしょうか。それは「神の国」です。
3)3つだけを今回覚えてください。神様からの最高の賜物は何か。そして、神様の最高の答えは何か。神の国です。では、神様の最高の祝福は何か。それは明日の朝にお話しします。

?序論―錯覚から捨てる。
錯覚から捨ててください。
1)現場(世界)―私たちは、自分の現場に戻ったときまた錯覚してしまいます。現場に行って正確に見ていかなければなりませんが、見ては錯覚してしまいます。錯覚さえしなければ皆さんは勝利すると思います。ですから、皆さんは何事も一生懸命ではなく、物事を注意して細かく見ていかなければなりません。エペソ5:17-18に注意してよく見ていくべきだと言われています。
2)私は―私は誰でしょうか。時分について錯覚していませんか。
(1)Iコリント3:16、聖霊の御霊が絶対に皆さんから離れない身分です。
(2)ヨハネ14:16-17、皆さんが他の道に行って苦労するかもしれませんが、聖霊は皆さんから離れず導いておられます。これが信仰生活です。
(1)救いを受けた。(2)信仰生活です。(3)使徒1:8、聖霊の内住は救われた身分であり、皆さんに力で働かれます。これが伝道です。これを知らないということが大きな錯覚です。この大きな祝福を知らずにいるのです。
?現場に行って錯覚するのは世の中はとても大きい。世の中はすごいと思ってしまうことです。そして、世の中を見て憧れてしまう。うらやましく思う。世の中には成功者がこんなに多いのか。全部、それはうわべだけの世界を見ているということです。うわべだけの人生になってはいけません。うわべだけの信徒になってもいけません。うわべだけの教会になってもいけません。外側の人しか見ていないのです。私たちは内なる部分を見るとき、皆が死んでいく姿が分かるようになります。私は誰々によってつまずいた、試みにあったということはうわべだけを見ています。ちょっとしたことで傷ついたというのは、うわべだけを見ているからです。そうなるしかない人は、自分自身がうわべだけの人かもしれません。皆さんは内なる部分が豊かでなければなりません。内なる人を。レムナント7人は皆、内なる部分に目が開かれていました。将軍ゴリヤテではありません。サタンに捕らわれた精神的な病を持っているゴリヤテです。ダビデは人を見る目を持っていました。サウル王によっていつも殺される寸前になって逃亡していたダビデ。そして、ダビデの家臣たちはこう言いました。「サウロ王を殺すチャンスが来ました」。しかし、ダビデは違うと言いました。彼はサウル王の内なる部分をあわれんでいました。悪霊に取りつかれているということを見ました。彼がいくらあのようなことをしても、神様が立てた王である。だから、絶対に触れてはならない。ダビデは内なる部分を見ていたのです。
?この部分をレムナントの皆さんが理解してください。そうでなければ、希望がありません。皆さんはすごいと思います。本当に物事をよく理解されているな、レベルがあるなと思っています。驚くのは、こんなにたくさんの人が集まっているのに、すべてのプログラムを進行する順序がスムーズに行っています。逆にすごく驚いているのは、こんな恵みの雰囲気の中でメッセージを聞かないで動き回る子も何人かいるということです。
3)今日(問題)
?3番目の錯覚は何か。今日です。今日という日を錯覚して問題だと思っています。私たちは救われました。未来は保証されています。では、その中間にある今日、勝たなければなりません。しかし、なぜ錯覚するのか。問題が目の前にあるからです。集会が終わって戻ると、また問題がある。だから、また錯覚してしまいます。皆さん、錯覚はきりがないので終わりにしなければなりません。錯覚はカットラインがありません。錯覚は自由です。レムナントとレムナントを教えている先生方が世の中を生かしていくためには、この錯覚という霊的問題から治していかなければなりません。
?ヨセフはいつ一番辛かったと思いますか。ヨセフが一番大変だった時はいつだったと思いますか。ポティファルの家に売られて死ぬほど一生懸命働いたのに、その妻に誘惑され汚名を着せられて監獄に入れられてしまいました。すごく大変だったと思います。どのように捕まったかと言いますと、その妻によって洋服を脱がされてしまったので裸のまま現行犯みたいになり逮捕されてしまったのです。その当時のジプトとイスラエルの文化の服はどんな服だったでしょうか。それはワンピースのように見える洋服でした。それを脱がされたということですから、ヨセフはパンツ一枚で逃げてしまったということになります。どれだけ恥ずかしかったでしょうか。弁明する余地がありませんでした。終身刑を受けてしまいました。それが錯覚です。その時間をヨセフは最も感謝の時間にしました。そうですよね。本当に最高の感謝をささげる時期にしました。ヨセフはそれを知っていたのです。神の国を知っていました。皆さん、今日の契約をよく握ってください。
?モーセはいつ一番喜んでいたのでしょうか。モーセが王宮から追い出された瞬間です。私はヘブライ人である。私はエジプト人ではない。私はイスラエルに向かう。一番幸せな瞬間だったと思います。私たちはそれが問題だと思っているのですが、問題ではありません。今、この錯覚の部分を長く説明することはできません。
?さっそく、本論に入りたいと思います。

1.天国でおきること
?神の国のことを40日間語られたという部分があります。神の国のことというのは何でしょうか。天国で起きることとは何でしょうか。
1)背景(ピリピ3:20)
?天国では、天国が私たちの背景となり、いつも私たちを守られます。エステルさんは、アメリカの国籍を持っています。エステルさんの背景はアメリカです。こちらにいらっしゃる皆さんの国の国籍が、皆さんの背景となります。例えば、日本の方が韓国に滞在しているとしても、ここで問題が起きたら日本の国がその人を守ります。背景だからです。私たちの背景は神の国です。天国です。今回、政治家のある党の代表であられるキム?ムソンさんが皆さんをお祝いするために来られました。代表ですからボディーガードがたくさんついていました。国の警護員が両サイドで警護をしていました。すると、代表であったキム・ムソンさんが警備員を見てあまり大袈裟にやらないでほしいと「ちょっとどくように」と話されました。レムナントである、伝道者である皆さんが行く所には天の御国の背景、御使いたちが皆さんを保護して導いてくれます。
?ピリピ3:10に私たちの国籍は天にあるとあります。このみことばが信じられない人は、内なる人ではありません。だから、サタンに勝つことができません。問題に勝つことができません。世の中に勝つことができません。なぜなら、自分の本当の背景を逃しているからで勝つことができないのです。私が誰であるのかも分かりません。いつも揺れています。中心がありません。
2)ヨハネ(パトモス島)
?落胆しているヨハネに対し、イエス様は見せてくださいました。わたしはアルファであり、オメガである。天からの御声がパトモスで聞こえたのです。ヨハネがパトモスの島に流刑されている時に神の御声が聞こえたわけです。私はアルファであり、オメガである。両刃の鋭い刃を持って。目は光っている、燃えている眼を持って現れたのです。その力の御手で教会と主のしもべたちを守られたと言われています。そして、ダビデの鍵を持っておられる主。そのようなイエス様が今も私たちを見守ってくださっています。
3)天の御使い(天使)
?天の御使いを遣わし、皆さんを守られます。これを体験してみてください。今日の聖句は使徒1:3。これが神の国です。モーセが進むとき、モーセの前で、モーセの後ろから守られました。その御使いは今も活動しています。でも、例えば、天使が動かない。失業者になってしまったら、モーセのような人物がいないからちょっと休憩としたら…。本当にそのように活動していませんか。ヒゼキヤ王を助け、ダニエルを助けた御使いは今も存在しています。動いています。でも、皆さんは本当にこの動きを信じているでしょうか。私たちは自分の背景を信じているでしょうか。それとも、目の前に見える問題を信じているのでしょうか。だから、大人たちはこれらを逃しているから答えられることなく、時代的な人物がいまだに現れていません。私たちの目には問題だらけの現場しか見えていませんか。天国の背景は見えないのでしょうか。盲目だったクロスビーはこう賛美しました。完全に私はすべてを主にゆだねます。神様の愛の御声を聞いています。そんな中で、天国の御使いがこの世で動いていることが私の目には見えていますと言われました。盲目だったのに。天国の背景はこのような内容を持って活動しています。これを知ったうえで、皆さんがこれから勉強しますと驚くべき働きになっていくでしょう。それでは、人々は何を逃しているのでしょうか。
2.この地で成し遂げられる神の国
?いったいどんなことが成し遂げられるのでしょうか。
1)Uコリント4:4-5、ヨハネ16:11-14、世の王、サタンを指しています。世の神、サタンを意味しています。
?偶像崇拝をする理由は、世を支配する世の神が存在するからです。でも、なぜ滅びるのでしょうか。世の支配者、世の神が存在するからです。未信者はどんどん発展していきます。もちろん、この世の支配者がいるからです。霊的問題が増えるのは世の王が存在する、世の支配者がいる。だからそうなっているのです。この目が開かれなければなりません。
2)そこで私たちにこれに勝つ権威が与えられました。このサタンの勢力に勝つ権威が与えられました。
?ルカ10:19、ヘビとサソリを踏みつけと記録されています。このサタンを打ち砕く権威緒が与えられています。
3)Tヨハネ3:8
?Tヨハネ3:8は、神の子がこの世に現れたのは、悪魔のしわざを打ち壊すためだと言われています。「柳先生はベレヤですか」と言われました。つまり、「あなたは悪霊論を語っていますか」と尋ねる人がいるのですが、そのように問われる方々に、もう一度答えます。神学の勉強をやり直してください。そして、一度でもいいから、聖書を読んでみてください。聖書が最も重要視している部分です。でも、私たちがベレヤという存在があるから、ベレヤのためにこうするしないという、そのような存在、そこに中や基準をおいてはいけません。純福音教会に基準を置いたり、純福音教会がやらないからやらないとか、そのようなところに基準を置かないでください。みことばはイエス様のことばです。マタイ12:29-30、強い者を打ち倒したときに。キリストがこの世に臨まれたときに神の国が臨まれるということです。
?この権威が私たちに授けられて、私たちはキリストの大使だと言われています。私は信じます。私たちはキリストの祝福の管理者として、キリストの大使として、この祝福が与えられています。そして、私たち伝道者が行く歩みには、御使いたちが、天の軍勢たちが遣わされて行きます。そして、私たちが歩むときというのは、キリストが直接歩くのと同じです。なぜなら、私たちはキリストの大使ですから。Uコリント5章、6章には、私たちはキリストの大使だと言われています。

3.オリーブ山40日集中祈りの奥義
?これを持って世に出て行ってください。40日間、神の国について語られたということは何か。世の中に打ち勝つために集中的な祈りの奥義を持って出て行くということです。大学に行く前に、世に打ち勝つ集中祈りの奥義を持って出て行くべきです。全世界は麻薬、中毒、多くの悪魔の集団が待っています。つまり、皆さんを滅亡させる組織、流れが待っています。ですから、皆さんがこの内容を味わっていくことです。皆さんは天国の背景が持たされ、この地上に打ち勝つための権威、キリストの大使の祝福が与えられています。この部分について分からずに、多くの人々がさまよっています。
1)レムナント7人
?レムナント7人は集中祈りの奥義を見つけていました。そうすると、それで終わりです。今日からもしこの奥義を見つけたならば、それでおしまいです。それで結構です。今日から皆さんはキリストの奥義を味わう集中の奥義を見つけていくならば、すべての門は開かれて行くでしょう。そして、皆さんが今、学業に頑張っている学生がいるならば、一千年分の答えを得ることになります。皆さん、よく聞こえていますか。この大人の方たちが逃している部分を私たちは逃してはいけません。また、皆さんにお願いします。他のいらないことに関心を持たず、神様のみことばを見つめ、神様の御声、神の国、イエス様が40日間語られたことについて学んでください。イエス様が3年間の公生涯以上に、40日間、集中的に語られた神の国のことが一番大切です。神の国のことは、神の御国で行われていることを含め、この地上で成し遂げられる神の国のことが含まれています。集中祈りとはオリーブの山で行われたことです。
?レムナント7人がどんな答えを持っていたのでしょうか。一人だけの例を挙げてみます。
(1)詩5:3、ダビデは朝ごとに。
(2)詩17:3、夜に。
(3)詩23:1、現場で祈っている姿。
?朝、夜、現場で祈ったとき、世界を変える力が出てきました。この部分について皆、逃しています。レムナントは思い煩うよりも、この祝福を見つけていくことが優先です。神様から一番、大きく賜ったもの、キリストの刻印。そうすると、家系の問題が解決されて行きます。神様から与えられた一番大きな答え、神の国を見つけていくべきです。そして、神様から与えられた最高の祝福。それを回復してください。これが皆さんが持つ祝福です。
2)ダニエル、三人の友だち(シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴ)、エステル
?捕虜の時代に、この奥義を持っていたダニエル。シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴ。女性の中にはエステルがいました。完全に神の国のことを奥義として持っていました。女性のすべての皆さんは、エステルのように世の中を生かす祝福を受けてください。とりあえず、エステル王妃はきれいでした。そこで、女性のレムナントの皆さんはきれいな姿であってほしいです。可能な限りできれいでいてほしいです。でも、もっと重要なのは、エステルは外見よりも心がきれいでした。そして、信仰はどれほど持っていたかというと、自分が王妃になったときにモルデカイに言われます。あなたがユダヤ人であることを話してはならないと。皆さんは口が軽くて、他人の秘密まで話してしまいますが、王妃になったエステルは自分がユダヤ人であることを隠しました。でも、国はユダヤ人たちが皆死ぬような状態になってしまいました。そのとき口を開きます。ユダヤ人がもう皆死んでいくそのとき、エステルは言いました。エステルは王妃としてしてはならない法律を破りながらも王の前に出ていきます。エステル記をぜひ読んでいただきたいと思います。これは実話ですから読んでいただきたいと思います。当時は、王が呼んでもいないのに行ってはならなかったのですが、エステルは行きました。法律的にそれを破って、呼んでもいないのに王様がいるところに勝手に行くということは、死刑に値する罪ということです。でも、自分は死ぬなら死ぬという覚悟で、エステルは行きました。非常に大至急の状態だったので。政治家たちが法律的にユダヤ人が殺されるようにしてしまった状態をエステルは黙っていられませんでした。そして、王の前に行きます。王がいる宮に入りました。王はエステル王妃を見た瞬間、どうなったでしょうか。王は金でつくられたしゃくを持っていたのですが、それを高く挙げました。なぜ挙げたのでしょうか。つまり、金のしゃくを高く挙げるということは、大歓迎という意味です。そして、「どうしたのですか。何かあったのですか」と聞きました。何か急いでいることでもあるのかという意味で。王がそうエステルに言います。どれだけ急務なことだったから、私になにも言わずに来たのかということでした。エステルはどう答えましたか。皆さんならば、もう口が話したくて仕方がなくて本当のことを話したかもしれません。でも、エステルは「王様。私の家でお祭りを開きたいので、王様をぜひ招待したいです」。「ああ、そうなのか。もちろん行こう」でも、招待されて行ってみて、王はどうもこれは何かおかしい。何か私に伝えたいことがあるはずなのにと気づきます。王は本当に知りたくて「言ってみなさい。私はこの国の半分をあなたにあげよう。エステル、私に話してごらん。何が問題なのか」と言います。皆さんならば、そこまで王が言うから、たぶん話したかもしれません。でも、祈りの人はむやみに言いません。口が軽くありません。祈りの人は変に、また軽々しく行動しません。パニックにもなりません。祈りの力を信じる人は焦りません。エステルはまた言います。「もう一度、お祭りを開きますから、どうか私の宴会に王様、来てください」と言いました。そのときにはこう言いました。ユダヤ人を殺そうとしていた総理も一緒に同席してくださいと。王様はなにかしっくりきません。これはおかしい。これは何か私に伝えたことが絶対あるはずだと。次の宴会に呼ばれたときは、王様は総理だった非常に悪質なハマンを連れてきました。ハマンは自分が知らなかったことが2つありました。何を知らなかったのか。いろいろなことを企んでやっていましたが、そのハマンは王がどれほどエステル王妃を愛しているか知りませんでした。本当に魅力的だったと思います。エステルはそういう人でした。女性のレムナントの皆さんは、そうなってください。結婚されているならば、旦那さんが皆さんにほれ込んでしまって何も見えなくなるくらいになってください。もう一つ、ハマンが知らなかったことがあります。エステル王妃がユダヤ人であるということを知りませんでした。それでエステルは宴会でそのお話しをします。「実は、王様。今、世の中ではすべてのユダヤ人が悔しい思いをしながら死ぬ羽目になりました」。すると、王様も「そうだ」と言いました。エステルはまた言います。「それは実は、ある人が嘘をついて王様をだまし、民をだましてそのようになってしまったのです」と言いました。その結果、ユダヤ人はみな、殺された。その後、「私も実はユダヤ人です」とエステルは言いました。王様はあまりにも憤りました。本当に憤って、「いったい誰がそんな企みをしたのか」と。「それはあなたの横に座っている総理です」聖書のその場面を見ると、王様があまりにも憤って息が吸えないくらいに興奮してしまい、瞬間、その場を去ったという部分があります。王様がその場を去った瞬間、ハマンが土下座のようにひざまずいて、エステルの足首を握りました。「お願いです。私を助けてください」と。王様がまた宴会場に戻ったときに、王様はその場面を見ました。「なんということだ。ハマンが自分の王妃の足首を触っているのか」と、その場面を見て、王様は即、自分の刀でハマンを切って殺してしまいます。そして、ユダヤ人を生かしてあげました。
?皆さんが集中祈りの奥義を持って世に出て行くと勝利します。
3)カルバリの山、オリーブ山、マルコの屋上の間の奥義。
?大人の人たちが逃してしまったカルバリの山での奥義。大人の人たちが逃してしまったオリーブの山での奥義。大人の人たちが逃してしまったマルコの屋上の間の奥義を持って世に出て行ってください。
?今日から皆さん、嘘をついてはいけません。キリストで刻印されたとき、伝道運動は自然に成り立っていきます。神の国が刻印されるならば、自然にいやされて行きます。明日の講義の分も刻印されるならば、学業も成功も自動的に成功していきます。

結論―全心でしなさい
?キリストの刻印戦争は一心でやること。一心というのは複雑な心ではありません。単純な心です。そして、今日の神の国は全心でやってください。明日やることは持続的にやるのです。それを理解していただきたいと思います。
1)現場
?皆さんはこの祝福を現場に移してください。これが使命です。神の国、祈りを通して行われること、その天の背景やすべてのことを現場に移してください。どういう意味かお分りでしょうか。今日のこの奥義の内容を自分で持つだけでなく、現場に持っていくということです。移してください。
2)学業
?この奥義、この祝福を皆さんの学業の現場に移してください。
3)伝達
?そして、もう一つは、今日の答えを伝達することです。他の人に伝えることです。

 ?私は自分が読んで、本当に感動したのはワナメーカーの本です。デパートの店員で人生を始めましたが、デパート王になりました。後には郵政大臣になりました。そして、大臣になったときにこういうことをお話しました。デパート運営することと大臣の仕事は副業にすぎない。私の本当の本業は、西用学校の先生であると言いました。シーバーは、最初は掃除をする人でしたが、のちに大きな会社の社長になります。その鋼鉄会社の社長に任命されるときに、会長さんから言われました。「私は技術者を必要としない。そういう人はお金で雇えばいい。専門家もお金で雇えばいい。私はこの会社にこの祝福を持っている、神を知るあなたが必要だ」と言いました。もちろんのことです。覚えておいてください。そして、クロスビー。彼女も他はいらないと言いました。今日の内容を持って、他の人は見ることができない世界を彼女はすでに見ることになったからです。たとえ肉的に見えなくて聞こえないとしても、他の人が聞けないことを聞いて、他の人が見ることができないことをクロスビーは見ていたからです。逃さないでください。例えば、ジョージ・ミュラーなどの本を読んでください。クリスチャンの中で偉大な人たちの本を読んでください。あまりゲームにはまらずに。少しばかり祈るだけで答えられます。なぜ答えられるかと言いますと、皆さんがすでに答えられる身分、レムナントだからです。祝福の中に来ているから答えられます。
?皆さん、私には悩みがあります。今は一万二千人くらいですが、これから、数十万人が集まれば、このWRCをどこで行えばいいのかということです。皆さんが答えられていきますと、この人数は増えませんか。当たり前のように増えていきます。そうすると、どこでやるのか。また皆さんが奨学金をもらって勉強をして、また皆さんが次の他の奨学金を与える人になったときにはどうなるでしょうか。皆さんが専門家になって、この奥義を持って世に出て行ったときに、世の中、また大会の雰囲気はからりと変わっていきます。この奥義を持っている人が、いまだに大統領官邸に入ったことがありません。今日のこの奥義を持った人が政治家になって、大統領官邸に入ることになったら国は生かされます。今日の答えを持って大学に入るなら、その大学が変わっていくでしょう。変わります。考えも変わります。私が大統領ならば野党側に総理を立てようと思います。一緒に政治をやっていくのです。私がもし事業を行うなら、自分と全く正反対の人も雇おうと思います。なぜなら、問題になりません。なぜなら、皆さんはこのような背景を持っているからです。でも、この部分を大人の方たちが逃していませんか。レムナントの皆さん。皆さんが希望で、皆さんがすべてを可能にさせる鍵です。ある人から、メールが届きました。あまりにもレムナント、レムナントとやってしまいますと、それは大人たちを無視することではありませんかという内容でした。返信しました。レムナントをあまりそうやって束縛することなく生かしてください。そのメールは学生からではなく、大人からのメールですが、レムナントを生かしてほしい。レムナントをあまり無視してはならないと返信しましたが、つまり、レムナントの時代が来るということです。
?今回、皆さんに伝える3つの講義を覚えておいてください。神様から与えられた最高の賜物、キリスト。それを刻印していくべきです。キリストに刻印された人がこの世にあまりいないから、歴史はこのままの状態で変わらずにいます。そして、神の最高の答えは神の国です。神の国を刻印させていくべきです。そして、神の最高の祝福。明日の朝、伝えます。それも刻印していかなければなりません。


(祈り)
神様。感謝します。
全世界に福音運動を起こすレムナントが起きるようにさせてください。
全世界にまことの福音を持っている者が起こりますように。
世界にまことの弟子が起こりますように。
この暗い世の中を明るく照らしていける、そのような神に御働きが必要です。
イエス?キリストの御名によってお祈りします。アーメン。