[2007年11月24日/ソウル核心要員メッセージ/ソウルイエウォン教会/カン・ホイン牧師]
3つの改革3つの征服のためRUTC時代 (33) ナダブ王とイスラエルはなぜ失敗を繰り返したのか (I列王15:25-31) @序論:列王記I、Ⅱを読んでみれば、ユダとイスラエルの歴代の王たちの失敗した記録がおもに出てきます。なぜ私たちがこういう失敗を見るべきなのでしょうか。ローマ15:4節に、パウロは私たちの教訓のために記録されたと話しました。彼らの失敗を見ながら、私たちは重要なメッセージを捜し出さなければなりません。 @本論 1.失敗―繰り返し なぜイスラエルが失敗を繰り返したのでしょうか。 (1)原罪:原罪が何なのかを知らずに、自分が犯す罪だけ扱ったのです。根本的な問題を知らないのです。 (2)サタン:サタンの戦略と存在を知りませんでした。マタイ12章を見ると、サタンはおもに律法論争をして、いつも他の人を罪に定めて紛争を起こします。教会にも、こういう人々がいます。サタンは、この良い福音を宗教化させて、結局、福音をのがすようにさせるのです。福音をのがして、偶像崇拝と宗教に陥るようにさせます。悪い悪霊の働きです。サタンは今でも存在していて、こういう働きを継続しているのです。 (3)霊的無知:霊的な無知と霊的問題に対する無知のためでした。 * 使徒3章に生まれつき足のきかない人がいます。創世記3章の運命に陥っていたのです。働く能力がないから、誰かが背負って彼を神殿の美しの門に連れてきました。その美しい奉仕が誤っているということではありません。そのように手助けしなければ、その人は飢え死にします。だから、神殿に礼拝しに行きながら人々がお金を投げたのです。救済は絶対に悪いことではありません。タラッパンを誤解すれば、救済をしないでと言うのだなあと思うこともあるでしょう救済は必ずしなければなりません。神様の前に良いものやその問題を持っては、この人の霊的問題を解決することができないのです。創世記3章に属した運命を変えられません。それで、ペテロが言うのに、金銀は私にはない。私にあるものをあなたにあげよう。ナザレのイエス・キリストの名で起きて歩きなさい。キリストの福音にだけ根本問題を解決することができるのです。イスラエルが、この霊的問題を見られなかったのです。他のことをがんばってほろびました。 * 使徒16:16-18:世の中がこうです。悪霊につかれた者を利用して金を儲けています。パウロがこの人に正確な答えを与えました。ナザレのイエスの名で命じる、この人から出て行きなさい。福音を受けて人生問題がみな終わったのです。イスラエルがこの問題を知りませんでした。他のことをいくらがんばっても、答えになりません。 * 使徒19:8-20:エペソと小アジア全域に暗やみ文化が広がっていました。絶対に人生問題を解決できません。創世記3章の運命を絶対に変えることはできません。それで、パウロがここに答えを与えるために、ツラノで働き人を育てたのですが、2年間、徹底的に訓練させて全地域に地教会を敷いたのです。現場にすべての暗やみ勢力が縛られました。ところで、この事実をイスラエルが知らないのです。 (4)救い:救いに対する無知です。ユダヤ人は熱心に律法を守れば救われると思いました。また、イスラエルには立派な制度と儀式があります。選民思想に陥って、自分たちだけが神様の人だと思っていたのです。救いに対して完全に無知なのです。ペテロがここに正確な答えを与えました。他の名では救われることができない。世界中で人間に救われるべき名としては私たちには与えられていないのです。 (5)誤った判断:奴隷生活、しもべ生活で、死ぬほど苦労しました。 * 哀歌4:1-5:有り得ないことが起きたのです。金が光を失ったのです。金が尊いのは変わらないためです。起きてはいけない事件が起きたのです。神様の神殿が崩れても良いでしょうか。神殿がみな燃えて崩れて、その石がエルサレム全域に散らされました。なぜこのようなことがおきたのでしょうか。根本原因を知らないのです。 * マタイ24:1-14:イエス様がおっしゃられました。石一つも石の上に残らずに、みな崩れるだろう。イエス様の当時の神殿は、ヘロデがユダヤ人の歓心を買うため40年余り間作っていたのです。イエス様がこの話をされた時が46年目でした。途方もない規模で美しく作っていたので、すべてのイスラエルが、ここにみな気をとられていたのです。神殿の理由はキリストだったのですが、キリストをのがして、うわべをつかんでいたのです。それで、石一つも石の上に残らずに、みな崩れるだろう。こういう苦難にあいながらも、誤った判断をしたのです。私たちが力がなくて、政治家たちが間違って、外勢の侵略によってなど、うわべを見ればそうでした。ところで、実際には、なぜ奴隷になってみなほろびたのでしょうか。バビロンに捕虜になって苦労して、ローマに属国になったのでしょうか。根本理由が何でしょうか。契約を、福音をのがしたからでした。子孫に契約の伝達を失敗しました。だから凄絶な状態でほろびました。ほろびるしかなかったのです。 2.ナダブ ヤロブアムの息子ナダブです。ナダブの失敗は当然のことです。 (1)I列王15:25:父であるヤロブアムについで王になりました。 (2)I列王15:26:2年間、統治しながら主の目にいつも悪だけ行ったのです。父のヤロブアムの道に行って、イスラエル全体を罪を犯すようにさせました。 (3) 15:28:クーデターでバシャに殺されました。 (4)15:29:自分だけ死んだのではなく、家中の者が抹殺されました。ヤロブアムの家系で命ある者は、全部、首が飛んだのでした。一つの家系が完全に没落したのです。このように失敗しなければ、気がせいせいしないのでしょうか。それでも悟れないのです。現在も同じです。 3.問題-深刻 これからの問題はより一層深刻です。 (1)イスラエル:今でもエルサレムには、イスラムの神殿が堂々とあります。中世教会がこれを奪還しようと数百年、起こした戦争がまさに十字軍戦争です。勝利したことがないから、大人たちが罪が多くてだめなのだと思って子どもたちまで動員して、行くときにみな、死にました。イスラムとユダヤ教は今後も深刻です。世界の火薬庫として準備されています。 (2)偶像宗教:偶像宗教は現場をみな掌握しました。経済と文化をみな掌握したのです。 (3)キリスト教:キリスト教は深刻な危機がきました。教会は門を閉めて、信徒は減少、さまよっています。教権だけ強化されています。 @結論 私たちはもう伝道運動を正しくしなければなりません。私はここでタラッパン運動の必然性を感じます。聖書的伝道運動で正しく根を下ろすのは神様の願いです。最後の時代の本当に神様の時刻表です。してもかまわなくて、しなくても済む問題でなく、神様の必然的です。 1.1千万弟子 福音に根をおろした1千万弟子を立てなければなりません。これは天命です。主は確かに約束されました。 * マタイ28:16-20:天の権威と地の権威をみなくださって、すべての国の人々を弟子としなさいと言われました。ここに方向を合わせる時、世の終わりまでともにいると言われました。この中にすべてがあります。 2.20個 それで、聖書的20個の戦略に根をおろさなければなりません。これは柳牧師を中心に現場を走りながら神様が与えられたのです。ここに本当に根をおろさなければなりません。頭で理解する程度ではありません。それで合宿訓練をするのです。5つの合宿をよく覚えてください。伝道神学院になぜ集まるのでしょうか。この戦略に根をおろそうということです。宣教師訓練院で訓練を受ける理由もこれです。専門の働き訓練院のお知らせが出ていますが、なぜ集まるのでしょうか。根をおろそうということです。私は訓練を正しく受けないということが、理解があまりできません。言葉では使命者ではない人ではなく、首に青筋を立てて怒って世界福音化をしない人でもありません。福音のために命をかけていない人でもありません。ところが、とても時間がなくて忙しくて訓練を受ける時間がないというので話になりません。皆さんは訓練を受けるように願います。 3.3つの時代 3つの時代を開いて主役にならなければなりません。 (1) RUTC:聖書に見ると、RUTC時代が開いたことが何度かあります。しかし、教会史にRUTC時代が根を下ろしたことがあるでしょうか。私の常識では発見できませんでした。どういう恵みでしょうか。タラッパンがこの時代を開いているのです。 * モーセ:最も偉大な人物であるモーセの一生の心にしっかりと持っていた情念が分かるでしょうか。120年間、心にしっかりと刻まれた情念です。モーセは生れてきて3ケ月で水に浮かせて送り出されました。パロ王の王女が見つけたのですが、神様の特別な働きでした。養子にしたい心ができて、姉の助けで親であるお母さんが乳母になって養育をしました。乳離れさせる時までお母さんに契約を譲り受けたのです。2-3年ほどでしょう。それがすべてです。 * 使徒7:22:モーセはエジプトの学問をみな習って、言葉と行動が優れていました。それをもって格好をつけて40年間めちゃめちゃになってしまいました。40年荒野生活の間、死ぬほどの苦労をして、人生80年で悟って捕まえたのです。そして、40年イスラエルの民と共に最高の働きを成し遂げました。120年胸の情念をこのように話しています。 * 申6:4-9:カナンの地に入ったら、子ども達に言うことがあるが、神様のみことばをいつも絶えず教えなさい。モーセの一生の切なる思いになった情念なのですが、それがまさにRUTCです。モーセはお母さんの中で少しの間受けた福音なのに、一生の情念になりました。これをなくしたのです。直ちにヨシュアとその時代の人々が死んでみな忘れてしまいました。そして死ぬほどの苦労をしたのです。ここに心の痛みを持つようになった人物がいます。 * サムエル:お母さんの時から、心に痛みを持つようになった人です。息子がいなくて、初めには恨みが極に達した祈りをしていたのですが、神様が悟るようにされました。息子もう一人産むのが重要なことではなく、一時代を救い出すレムナント、ナジル人がいないのが問題だということです。これをハンナは情念として悟って祈りました。息子が与えられればナジル人としてささげます。乳を飲ませ終わったらすぐに、契約の箱そばに送りました。世話をお母さんとお父さんがしたと思われます。毎日上がってきて点検したのです。サムエルの胸に切なる思いができたのですが、祭司とその時代の王までだれも契約に関心がなく、ペリシテが契約の箱を奪っていったのでした。サムエルがこの情念を持って捜し出した人物がまさにダビデです。 * Iサムエル16:13:ダビデを捜し出して油を注ぎました。レムナント、ダビデに一生のメッセージを与えたと思います。一生、胸に大事に保管する祈りの課題を与えたと思います。それが何であると思いますか。 * 詩78:67-71:神様はヨセフの天幕を捨て、エフライム族をお選びにならず..ヨセフの二人の息子がエフライムとマナセなのですが、カナン征服の主役であるヨシュアがエフライム族の出身です。当然、カナン征服の後にエフライム族の中に契約の箱を置きました。ところで、神様はユダ族とシオンの山を選ばれたのです。現在のエルサレムです。聖所をまた作りなさい。なぜでしょうか。すべての民が神殿の血のささげ物に参加しながら来られるメシヤを待ちなさい。神殿は誰でも作れるのでしょうか。王になってこそ可能です。それで、雌羊を守るダビデを選ばれたのです。イスラエルの羊飼いとされたのです。この使命のために、あなたが王になる。一生の契約で捕まえなさい。そして、実力と信仰を準備しなさい。この時、回復しました。ところで、またのがしたのです。残念です。のがしたイスラエルがどれくらいみじめにほろびたでしょうか。 * 哀歌4:1-5:乳飲み子がお腹がすいて泣いて、泣いて舌が口についてしまうほどになって死んでいっています。幼子が、とてもお腹がすいて、腹の皮が背中にくっつくほど、さらに不幸なのは彼らに乳を飲ませ、パンを裂いてやるお母さんがいないということです。これがイスラエルの霊的状態です。ジャッカルでさえ子に乳を飲ませるのに、私の民の娘イスラエルは...レムナントを全部、殺したのです。それでほろびました。私たちは、この働きを正しく見なければなりません。ここに情念を持った人がイザヤです。レムナント運動起こそう。イザヤ6:13に切り株運動をしよう。レムナント組織を全世界に広げようというのがイザヤ60章の幻です。息子は遠方から娘を抱いて来て、雲が飛んでくるように、鳩が飛んでくるように飛んでくるのが誰でしょうか。全世界のレムナントを起こすのです。全世界にRUTCを立てるのです。これになる時、国々の金銀と海から財宝がくると言われました。絶対に小さい運動ではありません。最も小さい者も氏族となり、最も弱い者も強国となる。時が来れば、わたし、主が、すみやかにそれをする。神様がなさる働きです。神様がこの時代を私たちに開いてくださっています。タラッパンがこの時代を開いているということが、どれくらい感謝でしょうか。私は足りないのになるので、それで神様の恵みを感謝するしかありません。 (2)役員時代:聖書と教会史に役員時代を開いたことが殆どありません。初代教会に少し開かれたのですが、どれくらいこの方たちが重要だったでしょうか。 * ルカ10:1-20:イエス様が一般信徒の役員70人を選ばれました。どれくらい重要だったのか、使徒と同じくらいの訓練を受けました。実際にイエス様の復活、昇天以後に、現場に入って正しく伝道した働き人が誰でしょうか。使徒ではなく、この人々です。正しく伝道しました。マルコのタラッパン、エルサレム教会が始めた時も、こういう人々を中心に集まりました。使徒9章を見ると、すべての現場に入っていきました。現場、教会、未信者までみな生かしたので、この時代を開こうというのです。自慢する地位ではありません。すべての現場に入らなければなりません。タラッパン教会ごとに役員を立てるブームが起きています。これは、キリスト教会史に重要な転換点です。こういう時代を開いたことがないのに、タラッパンで開かれているのです。この祝福の主人公になるように願います。 (3) OMC時代:OMC時代を開いておられます。答えを受ける人々の集いです。現場を征服した人々の集い、専門性を持って経済を征服した人々の集い、福音で正しく一つになって文化を征服した人々の集いです。パウロが世界福音化をしたローマ16章に、こういう人々が集まりました。主のしもべには、保護者、家主、同労者になりました。レムナントのためにはいのちをかけて走ったのです。神様がこの時代を開いておられたのです。どれくらいすごいことでしょうか。他の方法はありません。私はこれを見ながら、タラッパンはこの時代の神様の必然的な働きだと思います。この祝福の主人公になるように願います。 -要約- 〔 2007年11月24日/ソウル核心要員メッセージ/ソウルイエウォン教会/カン・ホイン牧師〕 < 3つの改革3つの征服のためのRUTC時代 (33)ナダブ王とイスラエルはなぜ失敗を繰り返したのか(I列王15:25-31) > 1.イスラエルはなぜ失敗を繰り返しているのか (1) 原罪が何かを知らない (創3:4-5) (2) サタンの戦略と存在についての無知 (マタイ12:1-45) (3) 霊的な問題についての無知 ① 使13:1-12 ② 使16:16-18 ③ 使19:8-20 (4) 救いについての無知 ① 律法 ② 制度、儀式 ③ 民族主義教育 (5) 結果に対する誤った判断 ① 出3:1-8 ② 哀4:1-5 ③ マタイ24:1-14 2.ナダブ王の失敗は当然のものであった (1) ヤロブアムの後を継いで王になる (Ⅰ列14:20、Ⅰ列15:25-31 - 2年間統治) (2) 主の目の前に悪を行う (Ⅰ列15:26) (3) 彼の父の道に歩み、イスラエルに罪を犯させる (Ⅰ列15:26) (4) バシャに殺される (Ⅰ列15:28) (5) 家全体が根絶やしされる (Ⅰ列15:29) 3.これからの問題はもっと深刻である (1) 宗教の問題とイスラエル ① イスラム ② カトリック ③ ユダヤ教 (2) 偶像崇拝 ① New Age ② 統一教会 ③ シャーマニズムの宗教 (3) キリスト教の問題 ① 信徒、教会の減少 ② 信徒たちのさまよい ③ 教会の権力だけが残ったキリスト教 結論 - 伝道運動においての必須 1.福音の根、1千万弟子 2.20の聖書的な戦略 3.RUTC時代、役員の時代、OMC時代 |