20141019 インマヌエル教会聖日1部


パウロの悩み
(ガラテヤ4:28-31)


序論
▶昔、私の町に家族全員が乞食であった家族がいました。紙や空き瓶などを拾っては売っていました。完全に乞食でしょう。ところが、この人がいつものように紙を拾って歩いているときにある女性に会いました。そして、結婚をするようになったのですが、女性が金持ちの娘でした。だから、舅がこの乞食であった人にいろいろとよく教えました。ビジネスも生活全般について教えてあげました。そして、この人が本当にたくさんのお金を稼ぎました。だから、近所で噂になり、他の人も手助けする優しい人でもありました。そうするうちに、この人が病気になって死ぬことになりました。正気ではなくなってしまったのです。家族や近所の人たちが慰めに行きました。その人にいろいろなお世話をしてもらったからです。ところが、この人は既に正気ではなくなってしまいました。それでいろいろなことを話します。正気ではないうえに寝ていますから、自分の内側の話を打ち明けました。他の人にはまったく理解できないような話でした。よく聞いてみますと、その人はもうすでにお金持ちになって成功したにもかかわらず、昔、自分が子供の頃から若かったときに乞食であった頃の話を何度もしたのです。神を拾った話です。つまり、そのお金持ちの人は乞食で生まれて、死ぬ時に乞食でまた死ぬ、昔の状態にまた戻ったのです。
▶今、パウロが一番悩んでいる部分は何か分かりますか。聖書は、なぜ続けて福音を強調しているのでしょうか。聖書の中の出来事をあまり深く解釈する必要はありません。なぜなら、結論は福音を強調するために話しているのです。この聖書が何年度に記録されたとか、それが学者たちによっていろいろと主張が違いますがこだわる必要はありません。聖書が記された目的は、福音を強調するためです。この言葉の意味が分からなければ大変なことになってしまいます。このお金持ちになった男が、元乞食であった、その人が持っている根っこ、ルーツがどこから来たのかということです。自分の根っこ、ルーツを引っこ抜くことができなかったのです。だから、この人が乞食から出世したとしても、まるで乞食の精神のままでお金を稼いでビジネスをしました。生き方も、格好は乞食の姿ではないとしても、精神、マインドは乞食の精神だったのです。死ぬ時も乞食の状態で死ぬ。
▶なぜ、初代教会は、集まるたびに聖餐式を行っていたのでしょうか。この言葉の意味から理解していかなければなりません。初代教会の人々は集まるたびに杯を合わせながら、イエス•キリストの血を記念して、また、パンを分け合いながら、イエス•キリストの肉を記念していました。それをやるだけで彼らはローマを征服しました。どういう意味か早く理解していただきたいと思います。私たちの中に何によって根が下されているのか、それによって自分の未来が、人生が左右されてしまいます。皆さんも知らない間に下されている根、そして、それが自分の人生を左右しています。とても重要なことです。私自身も知らず知らず選択していたことが、実は自分の中に下されていた根によって左右されていました。私も知らないうちに出会った友人、いろいろなことが、実は自分の中にある根っこによって引きづられていた。そして、思春期を迎えるといろいろなダメージを受けてしまうでしょう。実はそれは全部、自分の中にある根と関係があります。ですから、霊的な問題とつながります。そして、更年期になってまた問題が来るでしょう。例えば、病気になって病院に行く人もいますが、身体検査のために行く時もあるでしょう。そうすると、大腸などを内視鏡をすると思います。その内視鏡や胃カメラをするときには麻酔をします。全身麻酔。寝てしまいます。そうすると、患者さんの中にはその麻酔がかかっているとき、自分の中の話をする人がいるようです。例えば、牧師先生が麻酔を打って寝ているときに、賛美が出てこないで歌謡曲などが口から出てしまう場合もあるわけです。いろいろな演歌の歌詞が出てきてしまったり。そうすると、「あの牧師先生が」となってしまうわけです。あんまり皆さんがカラオケ、カラオケとなるのも少しは控えた方がいいなと思います。賛美ではなくて他のことばかりが植えられてしまいますと、自分も知らないうちに本音で出てしまう。深刻なのは、自分が死ぬとき、その霊的問題に引っかかって死ぬということです。
▶そこで聖書は、福音を続けて強調しています。なぜ柳光洙牧師は続けて福音だけを強調するのかと思っていらっしゃいますか。私は伝道現場を見たからです。そして、聖書がそう話しています。ある意味聖書は、一つ、二つのテーマしかありません。または柳光洙牧師の説教も余り聞く必要もありません。いつも同じような内容だと思ってしまうでしょう。いつもキリスト、キリストだから。だから、救われていない人が聞けば、ただイライラすると思います。信仰のない人が聞けば退屈でしょう。伝道現場を知らない人が聞いたら本当につまらないとなるでしょう。ただ福音とは関わりない私生活の話ばかりをする教会に行って説教を聞いた方がはるかに恵まれるかもしれません。肉の話、つまり、こうして幸いになりますようにということばかりを講壇で話される教会に行った方がいいかもしれません。ある信徒さんが私にある牧師の説教テープを送ってくれました。それはイ・チョンソンという牧師のメッセージでした。私はわざとそのテープをかけてみました。その牧師の先生をうかがったことがあるので、一度聞いてみようとしました。説教の最初は、未信者が死ぬと悪霊になるというようなことを話して、自分がどこに行っても大いにもてなされる話をします。大統領が出てきて私を案内したとか、大統領の息子が案内したとか、そして、賛美して終わりと言う感じでした。例えば、クリスチャン放送で牧師先生のメッセージを聞いたときに、未信者が聞いてもあまりイエスを信じたい気持ちが出てこない説教がたくさんあります。なぜなら、肉的な話ばかりをしているからです。それがその人に根が下された内容です。▶なぜパウロはこんなにも悩まされていたのでしょうか。韓国では国で運営している70%以上の精神病棟には空きがなくて入れないくらい詰まっています。各国々では戦争が起き、災いが起き、北朝鮮もこれからどんなことを起こすか分からない現状です。そのすべてが根っこからスタートしているのです。今日は皆さんがよく契約を握って祈っていただきたいと思います。
▶私は昔、祈りました。神様は全能な方である。しかし、どうして私はこうなのだろうか。神様は創造主であるのに、なぜ私たちの教会と私たちは貧しいのでしょうか。神様いのちの神である。なのに、なぜ私たちはこんな生き方しかできないのだろうか。そのような部分に対して質問しまし。答えは簡単でした。私の中にある私の根っこです。病気になっている方は、皆さんの根を取り替えてください。ではどう変えればよいのでしょうか。

1. 福音の根をおろせば人生の変化が始まる(28節-イサクと同じ約束の子ども)
▶福音の根を下ろすなら人生が変化します。運命が逆転します。今日の28節のイサクのように、約束の子どもです。どういう話か分かりますか。この言葉の意味が理解できなければなりません。
1)アブラハムよ。あなたが愛する息子イサクをモリヤ山に連れて行ってささげなさいと言われました。それが神の仰せでしたが、それは人殺しではなくアブラハムを試みたのです。あなたの息子をささげなさいと。アブラハムは神様のみことばに従い、息子を連れて山に行きます。息子を連れて3日の道のりを歩いて行きますが、息子が父親に尋ねます。「お父さん。なぜ今回は羊がないのですか」いけにえとしてささげる羊がない。どうしてないのかと尋ねたのです。すると、アブラハムは嘘をつかずに、本当の話を息子にすればよかったのです。「今回はどうしたことだろう。神様があなたをささげなさいと言っている」。そうすると、「うちのお父さんが年をとっておかしくなってしまった」と、おそらく逃げたかもしれません。アブラハムの心が何と痛かったでしょうか。「お父さん、なぜ羊がないのでしょうか」と尋ねられたのです。でも、その時、アブラハムはこう答えたのです。「羊は行けば神様が備えてくださる」。そうやって信じて山に行きました。そして、山に行って言いました。「神様はあなたをいけにえとしてささげなさい」と言いました。イスラエル人は、父親の言葉であれば逆らうことはできません。逃げないように縛って薪木の上に置きました。火をつけていけにえをささげるためにはまず殺さなければならない。それで刀を持ちました。そして、アブラハムが自分の子どもを殺そうとした瞬間に、神の声が聞こえました。「私は、あなたを試みた。あなたの信仰を。私はあなたの信仰を知った」。そして、本当の祝福を与えられました。今日の本文にアブラハムもそうなのですが、イサクを一度考えてみてください。大変な思いをしました。皆さんならば、殺人強盗が入ってきて、あなたを殺そうとするとどうしますか。自分がもうすぐ殺されると考えてみてください。しかし、イサクの代わりに雄羊をという部分があります。イサクは雄羊のことを一生涯、忘れないと思います。どういうことか分かりますか。雄羊はキリストを象徴しています。その血は十字架を指しています。子どもだったイサクの心の奥にキリスト、福音が根を下ろしたということです。そのキリストが根付かれた後、イサクはその人生が驚くほど導かれました。28節に、あなたがたはイサクのように約束の子どもですと言われています。イサクは農業をしたら、他の人の100倍、祝福されていました。イサクの父親は泉をたくさん掘りました。けれども、イサクは泉の源泉を掘りました。旧約時代は、一夫多妻の時代でした。そのような時代にも、イサクは自分の妻は一人しかいません。そのイサクから生まれた子が、イスラエルを建てたヤコブです。今日のみことばを皆さん、よく聞いていただきたいと思います。
2)神様はモーセに仰せられました。イスラエル民族を連れて血のいけにえをささげに出て行きなさい。でも、そのみことばがあったものの、モーセには直接的な奇跡がありませんでした。そして、どんなことがあったでしょうか。モーセに、エジプトに10個の災いが落ちましたが、パロ王は降伏しません。その瞬間、イスラエル民族にこのような思いが胸の中に入りました。神は全イスラエルの民が羊の血を塗りなさいと語っていると。それが根付かれました。そうなったとき彼らはみな解放されました。
3)教会はどんなところでしょうか。私たちは本当にクリスチャンでしょうか。聖書を正しく知らなければなりません。福音に根が下されていなければ、必ず他のものが根付かれて行きます。福音に根を下ろすとき、ものすごいことが起きます。
4)処女がみごもって男の子を産む。その名をインマヌエルとせよ。このみことばに根を下ろしたときに、皆さんご存知のように、バビロンで奇跡が起来ました。ペテロがこう告白しました。イエス・キリストに対し、あなたは生ける神の御子キリストです。本当の告白でした。しかし、そのあと逃げてしまったのです。ペテロは何の御働きも起きませんでした。すごく重要な話です。ペテロは復活したキリストに出会います。無知だったペテロ、その奥深いところに福音が根付いていくようになりました。ペテロに何が起こったのか皆さんご存知だと思います。今、同じ答えが皆さんにあると思います。聖書を詳しく見てください。
5)道端を歩いていたところ、パウロに突然、天から光が降り注ぎました。その瞬間、貧しくて目が見えなくなりました。目が見えない状態で、天から「サウロ、サウロ」という声が聞こえました。どれほど驚いたでしょうか。「主よ、あなたはだれですか」「私は、あなたが迫害しているイエスである」。パウロに長い間、自分の中に刻印されていた根がひっくり返される瞬間でした。その日から、世界を生かす伝道者へとパウロは変わっていきます。これが福音です。はたして教会が今、福音があるのかと言われたとき、福音があれば働きは起きます。今日、驚くほどの神様の祝福に預かりますように祈っていきたいと思います。皆さん、世的な言葉にあまり耳を貸さないでください。神様のみことばに耳を傾けてください。
6)クロスビーをよくご存知でしょう。盲目の人でした。事故にあって目が見えなくなったのです。昔は民間療法をしたりしました。目が痛いので、誰かが来て目に薬を入れてくれました。そのため、視力を失ってしまったのです。そのクロスビーに対し、祖母と母親が、いつも聖書の話、福音を聞かせました。クロスビーの中に神のみことばが入り込み、彼女はいつの間にか世界に感動を与える人になったのです。運命がひっくり返される祝福に預かりました。
▶今日のパウロの悩みです。彼の悩みはどんな悩みであったか知ったうえ、Ⅱコリント7:14のように、世の苦しみ、悩みは死に至る。しかし、神のための悩みは、神のみことばにかなうことを為さるということです。

2. 正しい教会観が根をおろせば、すべての人生が回復する(29節-聖霊によって出た者)
▶29節、聖霊によって生まれた者。
つまり、皆さんが正しい教会観に根が下ろされると、すべての人生の生活が回復されます。皆さんが今から根を下すことは3つです。この根だけを下ろすならば、神の驚くべき御働きが始まります。
1)神様はイスラエル民族をエジプトから解放すること、それが目的ではありません。カナンの地に入ることが目的ではありません。40年の間、荒野で苦労させましたが、それが目的ではありません。何が理由だと思いますか。
▶彼らには天幕の運動をさせたかったのです。その天幕には契約の箱が入っています。そして、幕屋の中には何があるのか。幕屋の中には聖所と至聖所があります。その中に手を洗うところがあります。そこには灯もある。パンもある。いけにえをささげるところもある。これら全部を合わせて、キリストを象徴しています。その幕屋が動くたびに奇跡が起こりました。
▶今日のみことばを聞き、そのみことばが皆さんに根が下されていくように祈っていきたいと思います。簡単です。私の人生にあって本当に神様の内容をよく知ったうえで、その中で生きていくと決断するならば根が変わっていきます。私は貧乏ではない。なぜなら私は神様の子どもである。私はできるできないの問題ではなく。神様の子どもであるから。私には力があるないは関係ない。神様の子どもだから。暗やみの勢力に勝てる勝てないという次元ではありません。神様の子どもです。すでに勝利しました。根を変えてください。根っこが曲がっていたり、間違っていますと、必ず問題が来ます。それで幕屋の運動です。
2)聖書を詳しく見てください。実は王の中で成功した王は、実際には一人しかいません。誰でしょうか。ダビデです。ダビデは何をしたか分かりますか。契約の箱を治める。そこで礼拝をささげる。その神殿運動です。これにダビデは根を下ろしました。そこでダビデがどれほど答えられたか、皆さんもお分りだと思います。今日も皆さんの人生の、つまり、生活そのものが回復される重要な日になるように願います。
▶私は人生がいつ変わるのかと言われたときに、いつでも言います。みことばを正しく悟り、それが根を下ろす時に変わると言います。
3)神様はパウロを用いるしかありませんでした。世界教会運動をしたからです。災いを止めていく、世界教会運動をしました。そうです。神様がインマヌエル教会に多くの経済をそそぐ理由があるのかどうか考えてみてください。この教会が教会を建築すると言ったとき、この地域全体の偶像を止められるかどうか考えてみてください。世界は危機の中にいます。世界にRUTCを作って、次世代、レムナントを育てる契約運動をしていかなければなりません。もしもこの内容ができる教会であるならば、神は皆さんに祝福を与えるでしょう。だから、経済的な面は特に祈らなくても注がれるものです。あれをください、これをくださいと求める必要がありません。
▶皆さんの中に福音が根を下ろしたら運命が変わります。皆さんの中に聖霊の導きを受ける教会が根を下ろしてしまえば、皆さんの経済、生活、すべてが解決されます。

3. レムナント運動に根を下ろせば未来が回復する(30節-自由の女の子ども)
▶レムナント運動に根を下ろすと未来が回復されます。30節を見ると分かります。こちらには奴隷の女の子どもではなく、自由の女の子どもですと書いてあります。私たちは奴隷の女の子どもではなく、自由の女の子どもですと書いてあります。
1)神様がパウロを用いた理由は、使徒17:1のように会堂運動をしたからです。重要なプリスキラ、アクラ夫妻に会ったとき、使徒18:4、また会堂運動しました。使徒19:8でまた会堂に入りました。これは根が下されていたのです。
▶皆さん、根付いた方は、ある日、御働きが起きるようになります。伝道は熱心ではありません。伝道は根です。何が根付いているのか。この度の火曜集会は、福音、伝道、祈り、癒しに関する根についてお話していきたいなと思っています。私は数十年間、福音を受けて今まで、一日も欠かさず伝道のことを考えました。それが私の中に根付いています。これが根を下ろしている私にとって、現場に行きますと神様が答えてくださったということが見えます。私は分かります。皆さんが悟る瞬間、この教会を、そして、皆さんひとりひとりをどのように神が用いてくださるか分かります。そして、福音が根付かれたときに、次の世代、およびレムナントに何が起こるのかを確かに知っています。これをパウロが知っていたのです。パウロは本当に聖なる悩みをしていたのです。会堂運動。
2)子孫たち、次世代を育ててはローマも見なければならないと契約を握って行きました。ローマでも証ししなければならないということを。そして、カイザルの前に立たなければならない。
3)それだけではありません。ローマ16:25-27は、とても重要な言葉です。私たちの人生の問題はいつ始まったのか。世々に渡る前です。つまり、この世がつくられる前から。この地球上の問題はいつから来たのか。この世がつくられる前からあったのです。この世の中がつくられる前は、天から天使が堕落して落ちて、その時からすでに始まっていたのです。神様はすでにそのときから福音を備えられていました。だから、パウロは言います。世々に渡る前から福音が備えられてあったということ、それは世々に渡る前から隠されていた奥義です。それが福音です。神様が人間を堕落させなければよかったのではないかと言うかもしれません。神は神のご自分の姿に似た人間を作ったために、私たちにご自分がそのような救いを与えるためにそうさせたわけです。

結論
▶今日、パウロのように三つのことに根を下ろしていただければよいと思います。福音に根を下ろすこと。そして、教会が何かということを知る必要があります。御霊に従うと言うことは、教会、つまり、生活なのですが、祈りに対して、礼拝に対して根を正しく下していかなければなりません。そして、祈りに根を下ろすものは、どんな状況でも勝つことができます。私はたくさん祈りますと言う祈り方は、福音による祈りでなければ偶像崇拝と同じです。30節を見てください。自由の女の子どもです。伝道の根です。伝道をどのようにするのですかというわけではありません。このように福音が、また伝道のことに対して根が下されて行きますと、皆さんが行く所ごとに神様の働きが開かれて行くのです。祈りに対して根が下されて行きますと、どのような状況でも勝つことができます。見つけてください。この伝道と祈りは重要ですが、もっと重要なのは福音です。
▶福音が正しく根付いていませんと、年をとればとるほどおかしくなってしまいます。私はとても難しい時期がありました。教会で信仰生活をするために、特に副牧師である時、本当に大変でした。なぜ葛藤があったかと言いますと、教会がすごく肉的で福音とは関わりのない教会であったのです。いつもこれは違うなと思っていました。その時から、私は福音を伝えるために祈りました。今は24時の祈りがすごく楽にできていますが、神様は今日の皆さんと、そして、先週、ハワイに行って来ましたが、そのハワイの現場を含めて、本当に貴重な答えをくださっています。皆さんに出会う前、このヨンドに最初に来たとき、本当に死んでいく人があまりにもたくさん現場に多く見て、私の心の中に伝道の根を下ろしました。さらに残念なのは、全世界はみな霊的問題で苦しんでいるのを見ました。だから、宣教が根付いていくしかなかったのです。今日、皆さんが福音の中でまことに勝利してほしいと思います。
▶ある日、私が副教役者のとき、学生を連れて修練会を行ったことがあります。ある学校を借りて行いました。そして、夜に宿直する教師が一人いました。その先生に夜、福音の話でもしようと思い、差し入れにスイカを一つ持って行きました。スイカを一つ差し上げ、話しかけようと思ったら、相手から先に話しかけられました。実はよく信仰のある執事さんでした。私にお証しをしてくださいました。自分は肝臓癌にかかっていて、教師をすることができなかったと。そして、昔、自分はイエス様を信じる人をおかしい人たちだと思っていた。その先生のお証しです。ところが、自分が肝臓癌にかかって病院に横になっている状態になりました。そして、ラジオのダイヤルを回していたら、キリスト教放送に出会った。そのときの説教者の言葉が「あなたは今、もしかしたら深刻な病気にかかって今失望していませんか」というセリフが聞こえました。とても驚いたそうです。それでボリュームを上げ、メッセージを全部、聞いたそうです。その時、イエス様を救い主として受け入れました。そして、その病室で本格的に祈り始めました。その日以来、たくさんの神様の導きと奇跡があって、渡すにあった瞬間、福音をお証ししてくださいました。その方は本当に正しい信仰者で、私が生きることも死ぬことも私とはもう関係ない。神がこんな私を救ってくださった。どうでしょうか、皆さん。この正しい福音のDNAを植え付けてください。そのために皆さんは召され、そのために礼拝をささげています。
▶皆さんはギリシャ人のオナシスさんを知っていらっしゃるでしょうか。皆、港で働くと大変なので酒を飲みに行ったりしますが、オナシスはいつも仕事の終わりに港で1時間ぐらいずっと祈っていました。祈りながら、神様に問い詰めました。なぜ私をここで働かせたのでしょうか。どうか私を海で神様に栄光をささげられるように、私に答えてくださいと。いつも海を見て1時間ずつ祈っていたようです。オナシスがどうなったかは皆さん、ご存知ではありませんか。全世界の船舶を動かす王となったのです。信仰生活をする中、ささいなことで大変な祝福を逃してはいませんか。ガラテヤの人に対して送ったパウロの悩みはこの悩みであったのです。
▶私は以前にも話しましたが、日本で起きたことです。ある女性が、心の中でこう思ったそうです。私はこれからホテルを経営する。日本のホテルは最初にできたときに良くない文化があったけれども、私は日本の良い文化を紹介したい。だから、ホテル学科で勉強をして、ホテルをもっと知っておかなければならない。そして、ホテルに就職をしました。そこで熱心に働きました。他の人とは異なる人でした。何かが彼女の心に根付いていたのです。そうするうちに、ホテルで結婚式がありまして、ある方が式場に来たのですがコートを脱ぐ瞬間、ボタンが落ちました。ホテルにそれと同じようなボタンがありません。他の従業員はみな知らん顔をしましたが、この女性は急いでどこかに走って行って同じようなボタンを手に入れて、それをつけてあげました。だから、この方がとてもありがたくホテルの常連さんになり、来るたびに彼女を呼んでコーヒーをおごったりしました。ある日、尋ねてみました。「あなたはなぜこのホテルで働いているのですか」「それは、これから私はホテルの経営になるのが夢なので習いに来ました」「では、なぜホテルを経営したいのですか」「日本の良い文化をホテルの中で広めたいのです」と言うことでした。社長が聞いたとき、この女の子が言っていることが本当にすばらしいので、「私があなたのやることを助けてあげよう。代わりに私の言うことを聞いてほしい」「分かりました」「私には一人の息子がいますが、結婚したらどうだろうか」。とてもラッキーなことなのですが、「分かりました。そうします」と結婚して、相手の家に行ったところ、家だけで一千億円を超える家でした。簡単に言うとどのような家柄か分かるでしょう。お金がたくさん彼女の手に入ったということが重要なのではありません。そうすると、皆さんはホテルに勤めてボタン、ボタンをつけようとなるかもしれませんが、そういう話ではありません。この若い女性の心の中に根を下ろしていたこと、それが財閥を動かしたのです。つまり、その中心に福音が植えられるべきです。それで私が生かされ、周りも生かされ、世界を生かすことができます。
▶本文を見ると、私たちは肉によって生まれた者ではなく、御霊によって生まれた者です。ですから、御霊に生まれた者は祈りに根付いていきます。本当に人を生かすことができる働きが起きます。世界を生かします。私たちがお金を儲ける理由、仕事をする理由、勉強する理由は伝道に根を下ろしていくためです。伝道は外に出てなにか熱しにやることではありません。内側に何によって根が下されているかです。そういう人には求めないことまで、神は加えてくださるでしょう。求めていないことも与えられる。本当の答えは自分で求めていないのに与えられることです。あれこれ私たちが求めていなくても神は言われました。まず神の国とその義とを求めよ、そうすれば、その他のすべてのことをあなたがたに加えてくださると言いました。
▶もしも健康が良くない方でも心配しないでください。神様の深い恵みを受ける時刻表だと思ってください。もしかしたら悔しい目に遭っていても心配しないでください。神様は皆さんに本当に大きな計画を持っておられます。だから、重要な根を下ろしてください。この祝福が今から継続されることをイエス様の御名で祝福します。


(祈り)
神様、感謝します。今日、私たちを証人として立ててくださったことを感謝します。本当に福音に根を下ろし、私の問題を解決してください。福音の正しい祈りの根を下ろして、霊的な力を回復してください。証人の根を下ろし、本当に重要な答えを受ける重要な時刻表になるようにしてください。イエス•キリストの御名によってお祈りします。アーメン。