序論
▶最近は本当に生活が大変だとよく言います。そういった言葉は、昔からよく言われていました。昔からよくあった二つの言葉があります。「最近は本当に苦しいですね。生きにくいですね」「最近の子供たちも難しい」という言葉は、昔からよくありました。実際、多く人々が大変な思いをしながら生きているようです。
▶そこで私は今日、神様のみことばをもって少し違うことについて皆さんにお知らせしたいと思います。歴史と聖書を見れば、ほとんど捨てられた人々によって非常に重要な御働きが起きていることがよく分かります。また、本当に失敗するしかなかった人だったのですが、二度とない時代的な成功を収めた人が一人だけでなく多くの人が聖書にはあります。例えば、奴隷だったヨセフがのちに総理になることは誰も予想しなかったと思います。また、幼いダビデによってゴリアテが打ち砕かれ、のちに王になることを誰も予想できなかったと思います。
▶今日読んだ本文は遊女ラハブの話です。皆さんもよく知っているとおりに、出エジプトしたイスラエル民族が偵察隊を送りそれをかくまった女性です。遊女ラハブは、遊女でしたので大きなバックグラウンドなどはありませんでした。もし、自分にお金がたくさんあったなら遊女までしなかったと思います。たぶんお金もなかったでしょう。おそらく予想では夫もなく遊女をしながら生活を営んでいた女性だと思います。しかし、今大変な危機を受けるようになったのです。ヘブル民族がエジプトで勝利を治めながら今こちらに向かっているというニュースを聞いたのです。そんな中、偵察隊の二人が来て、その二人を隠してあげました。
▶数多くの人の中でこのような働きに入った遊女ラハブは、一体どういう人でしょうか。ヘブル11:31にこう説明しています。遊女ラハブについて偵察隊をかくまった人ではなく、信仰の見本だと言っています。つまり、皆さんがどんなに絶望の中に陥っていても、見捨てられている人であっても、神様によって絶対に祝福を味わうことができるということです。信仰の見本という言葉は、信仰が何かを見せてくれた人だということです。遊女ラハブを通して、神への信仰が何であるかをヘブル11:31に聖霊の感動で書かれ明らかにしています。
▶ほとんどの人は今、不信仰に捕らわれていたとしても気づいていません。私は個人的に警察官は本当に祈りを持って福音を味わっていなければならないと思います。なぜでしょうか。一生涯、犯人だけを捕まえて回る人だからです。福音もなくて霊的な祝福も祈りの奥義もわからずに、そのようなことを一生続けてしまったらどうなるでしょうか。いつも犯罪者や事故を起こしている人ばかり追って回っています。ですから、まずこの人の見方は相手を見るときにいつも疑い深い目で見るしかありません。そのような一生を続けていますと、その後どうなるでしょうか。つまり、その人の霊的状態はどうなっていくのでしょうか。警察官だけでしょうか。判事、検事、弁護士、全部、罪を犯した人だけを相手にしています。記者もそうです。毎日、事件ばかり扱っていますので一生そのようにして生きていきます。このような不信仰というのは、魂の奥に根を下ろして、次世代に伝わっていきますので普通の問題ではありません。
▶かつてのアブラハムの不信仰がイシュマエルを通して、今のあのように人を多く殺すISイスラム国を作り出したのです。不信仰を普通に思うのですが、霊的な恐ろしい結果を生み出してしまいました。アブラハムに神様は「あなたに子を与える」と言ったのに、信じていませんでした。神がそうやって言っても、今の自分の妻を見たときには年をとっているし子どもを産みそうにないので信じませんでした。こうして他の女性ハガルを通して生まれた子供がイシュマエルです。後で追い出されてしまうのですが、このイシュマエルが追い出されながらどれほど恨みを抱いたでしょうか。その人が今のイスラム教の先祖です。だから、この不信仰が恐ろしいのです。皆さんを捕えている不信仰は、皆さんの魂を捕えるし、次の子どもの世代にまで続きます。例えば、私はキリスト教団体の記者に会ったり食事をしたり話をしてみると、神様、聖霊、恵みなどとは完全に程遠いです。ほとんど未信者状態の水準です。それが問題ではなく、その人の職業がそうだからです。彼らを見るたびに思います。本当に神の恵みに預からなければ、大変なことになると。
▶そこで聖書では、遊女ラハブを通して、信仰がどういうものであるかを見せてくださっています。単なる信仰ではありません。今このタオルを見ながら、「これはタオルだと信じます」という程度の信仰ではありません。私たちが神の恵みを信じて、つまり、聖霊に満たされますと、とても科学的な力が現れます。医者が言いました。私たちが神の恵みに感謝しながら信仰を回復していますと、私たちの体内に生じるエネルギーは、どんな薬よりも強いと言います。本当に神への信仰を持っていれば、聖霊に満たされる働きが起きるのですが、遊女ラハブを通して、3つの重要なことが出てきました。
1.最も危険な時期に最高の選択をするようになった
▶一つ目。最も危険な時に最良の選択をしました。皆さん、実際に偵察隊が来たということは、敵が来たということです。いわばスパイが来たということです。その人を隠してあげるということは、死刑になっても何も言えない状況です。しかし、ラハブは今までの噂を聞いて神のみことばによって悟って下した決断でした。つまり、死ぬ覚悟の上のことです。
1)しかし、誰かが王に告発します。あの偵察隊の人たちは遊女ラハブの家に入ったと告発しました。だから、王は今でいう警察を送って、調査しなさいと言いました。警察官たちが来て遊女ラハブの家に入って調べます。偵察隊を隠しているところに警察官が来て尋ねました。この家に今偵察隊が入ったと聞いたと。しかし、遊女ラハブは嘘をつきました。「その人たちは向こうに行きました。ここにはいません。裏道の方に逃げていきました」と嘘をつきました。こうして遊女ラハブは王の命令にも逆らいながらこのように言いました。しかし、王はまた命令して探しなさいと言いました。
2)2:9の記録によりますと、主がこの地をあなたがたに与えておられることを私は確信しますとあります。これはラハブが言った言葉です。主はこの地をあなたがたに与えられたことを私は確信している。
3)さらに重要な言葉を10節で言っています。今日の読んだ本文です。あなたがたがエジプトから出て来られたとき、主があなたがたの前で、葦の海の水をからされたこと、また、あなたがたがヨルダン川の向こう側にいたエモリ人のふたりの王シホンとオグにされたこと、彼らを聖絶したことを、私たちは聞いているからです」。つまり、エジプトから出ること、血の契約のいけにえのことを聞いたという意味です。
▶噂、つまり、神のことばによって伝わっている言葉を聞いて、ラハブが下した決断です。この人に会うか、あの人を会うかという決断ではありません。これは今死ぬか生きるかという本当に重要な選択のときです。今までのイスラエル民族の歩みは全部、噂で聞きました。つまり、羊の血を塗る日、エジプトを出るとき、エジプトが完全に失敗しました。その後も紅海が分かれて、そこを渡ってここまで来た。その噂を聞いてラハブが話しているのです。
4)ヨハネ1:1-14には、神がことばであると言われました。Ⅱテモテ3:14-17には、みことばは神の感動によって記録されたと言っています。イザヤ40:8に、このような言葉があります。「草は枯れ、花はしぼむ。だが、私たちの神のことばは永遠に立つ。」と言いました。Ⅰペテロ1:23-25には、このような記録があります。「あなたがたが新しく生まれたのは、朽ちる種からではなく、朽ちない種からであり、生ける、いつまでも変わることのない、神のことばによるのです」。
▶皆さんはこれを契約としてよく握らなければなりません。ほとんどの人が、神のみことばを自分の性格のままに握ってしまいます。先ほどもお話したのですが、私は時折、YouTubeに上がってくる説教を聞きます。一般信徒はさておいても、牧会者は悔い改めなければならないと思います。つまり、信徒たちに対してあまり混乱を与えないようにお願いしたいです。ほとんどの牧会者は自分たちの教義を主張するために、聖書のあちこちを取り抜いて話しています。そして、キリストがありません。説教はとてもうまいです。ですから、どれほどの人々が誘惑されたり惑わされたでしょうか。だから、私たちは神のみことばを正しく握らなければなりません。教義というのは、みことばをよく理解するためにあるもので、逆にみことばがその教義に沿っていくようにしてはいけません。もちろん、私が持っている専門知識は必要ですが、私の性格にすべてのみことばをすべて引っぱってくるようなことは大きな過ちです。ある時は、神のみことばですから自分と合わないこともあります。そうではありませんか。イスラエル民族が今死んでもいいくらいの状態なのに、あなたは幕屋を作りなさいと言われました。イスラエル民族はまだ解放もされていないのに、あなたがたは、国に帰って神殿を建設しなさいと言われました。あなたがたは、あなたの生まれ故郷、父の家からすべてを捨てて出て行きなさいと言いました。このように理解もできないことを言われたりもします。それなのに、私たちは神のみことばを自分が理解できるくらいに引っ張っていこうとしますが、それが失敗の理由です。神は生きておられ働かれる方です。しかし、私たちもその中で生きてその働きに用いられ人々ですから、がっかりしてはいけません。
▶遊女ラハブは、死を覚悟してでも、神の契約のみことばをしっかりと握っていました。何と言ったでしょうか。主なる神があなたがたを導かれていることを確信すると話しました。そして、あなたがたがエジプトから出てくるときに、その働きを聞いたと告白しました。皆さんに最も危険な時が来たとしても、皆さんが神のみことばを握って最良の選択をすることを願います。このような祝福が皆さんの生活の中に連続されることを願います。つまり、どういったことがあったとしても、私たちは神のみことばさえ正しく握れば、勝利することができるということです。なぜなら、神のみことばは生きていて力があるからです。神様はご自分のことをみことばを通して現します。それで、みことばさえ正しく握れば必ず御働きは起きます。私たちはとても重要な人が言った言葉は聞き逃したりはしません。なぜ大統領が言った一言で大騒ぎになるのでしょうか。大統領が言ったからです。なぜでしょうか。重要な人が言った言葉だから、皆そこに左右されます。大切な人の言葉だからです。例えば、患者が医者に言った言葉と、逆に医者が患者に言った言葉は違います。患者にとって医者は重要ですから、患者にむやみに話をすることができません。
▶神のみことばは、誰も防ぐことができません。わたしの言葉は永遠にとこしえまで立つと言われました。また、神様はなんと言われたでしょうか。あなたがたは、屋根の上に登って叫びなさい。あなたがたは、山の上に登って叫びなさい。どういうことでしょうか。つまり、すべての人が見ているところで叫びなさいということです。何をでしょうか。草はしおれ、花は散るが、主のみことばはとこしえに変わることがないということを。ハバクク預言者がどうやって悪人がうまくいくでしょうかと聞きました。どうして義人でありながら苦しみを受けるのですかと。私ならこのように返事をしたかもしれません。悪人を殺そうとすると全部を殺さなければならない大目に見てあげているのだと。しかし、神はこのように答えられました。悪人や義人という言葉は使わずに、他の答えをされました。このように言われました。わたしの言葉を石や板に刻みなさい。そう言われました。悪人と義人に対しては答えずに、わたしの言葉を石の板に刻み込みなさい。すると、絶対になくならないからです。走っていきながらもそれが読めるようにしなさい。走る。誰が走っているのでしょうか。馬も馬車も人も走っていくわけです。ですから、皆が見られるようにその道に立てておくように。つまり、そこに答えは全部あります。神のみことばがどうなっていくのか見てみなさいということです。この契約のみことばをラハブがしっかり握っていたのです。皆さんが今日、この祝福に預かりますように。そして、このために悩んでみてください。正確な神のみことばが何であるかを。説教とは何でしょうか。牧師が多くの準備をして伝えるのが説教ではありません。神のみことばを神の民に対して神様の時刻表に基づいて伝えるものです。これが説教です。みことばを握るということは何でしょうか。神の前で神の民が、神から与えられた契約のみことばを今握ることです。これを今、遊女ラハブがしたのです。
▶70年前にこのように言いました。神はいないと言いました。聖書は、すべて燃やしなさいと言いました。それが共産主義です。70年経って共産主義がなくなりました。そして、ヴォルテールという人がこのように言いました。聖書は50年経ったら無くなると。言葉の前後が合わないということです。それはその人のIQが低いためです。50年後、どうなったでしょうか。聖書は、いろいろな国の言葉で翻訳されました。それを言った人は自殺しました。なぜ自殺したのかは分かりませんが、とにかく自殺しました。皆さんがよくご存知の、神学校まで行って勉強したニーチェ、彼は牧師の息子でした。ニーチェは神は死んだと言いました。神はいないと。結局、その人の末は、精神病院で死んでしまいました。
▶つまり、神のみことばを誰も止める人はいません。ただ、私達がまだ足りなくて、科学がまだ発達していなくて理解できないだけです。しかし、神様は救いに関する神の確実なみことばをくださったので、それを今日、皆さんが握るべきです。もし皆さんの人生が今、危機の瞬間でしたら、他のことは握らずに、神のみことばを握ってください。そうすると、皆さんの人生は、最高のターニングポイントとなるでしょう。間違いありません。このような体験があって信仰生活も成り立っていきます。こうして正しいクリスチャンになったときに、皆さんの社会も会社も現場も生かすことができます。もし皆さんが揺れたり、答えられずにいますと、真理のみことばであることを真理のみことばらしく伝えることができません。当然、皆さんが答えを受けて未信者を生かすべきなのに、皆さんが答えられずにいますと彼らを生かすことができません。だから、地球上に問題が起きています。この遊女ラハブは最も危険な時に最も正確な神のみことばを握っていました。
2.時代を変えるほどの重要な事実を話した
▶二番目です。時代を変えるくらいの重要な事実を話してくださいました。それは何でしょうか。つまり、みことばを正しく見て祈れば、必ず目が開かれます。皆さんが聖霊にあってこのような祝福を味わっていますと、他の人が見られないことを見ることになります。何を言ったでしょうか。偵察隊にとって最も重要なことをお知らせしました。これが重要です。私たちは何を伝えるかが重要です。そうですよね。私自身、どんな目を持ってどんな力を持って会社で、現場で他の人にどんな言葉を伝えるかがキー(key)です。何を伝えればよいでしょうか。重要なことを伝えなさい。偵察隊にとって、今の現場にとって一番重要なことをお知らせします。何でしょうか。
1)今、すべての兵士たちは震えおののいている。 2:9です。そして、何と言ったでしょうか。すべての指導者たちは精神的に参って勇気を無くしてしまっている。これが2:11です。これを聞いた偵察隊はまた本地に送ったと思います。
2)そのあと、3つの結果が来ました。カナンの地に向かっている間、神のみことばが生きていることを確信した。つまり、まだ行ってもいないのに彼らは震えおののいていました。今まであったすべての苦難は、すべて証しであったのかと。皆さんも信じてください。皆さんに今来ている苦難はすべての血の証しになります。それ作っていってください。レムナントたちも揺れないでください。皆さんにもし苦しみがあったとしても、それは全部、後の証しになりますので。偵察隊も遊女の話を聞いて、今までの自分の苦労は全部証しであり、神が生きておられることなのだと思ったでしょう。どれほど完全な神様でしょうか。イスラエル民族はずっと苦労をしながら来たわけです。しかし、それは全部、噂になっていて、暗やみの力が完全に砕かれて行きました。
▶そして、二つ見たことは何でしょうか。確信を持ってヨルダン川を渡りました。今日も2部礼拝の時、ヨルダンが出てきます。そして、全く恐れずに、エリコの町を倒しました。なぜでしょうか。彼らは皆震えおののいていますし、精神的に参ってしまい勇気を無くしているからです。私歯医者に尋ねてみました。肝臓と胆嚢が溶けるくらいに震えおののいたらどうなるのかと聞いてみました。肝臓と胆嚢が溶けてしまったら歩くことはできないそうです。医者に聞いた話です。立ち上がって歩くことができないそうです。皆さんは今まで苦労しているかと思っていたのですが、暗やみの勢力にとって驚くべき証しになるということです。この情報を偵察隊はラハブから受け取りました。本当に大したものです。つまり、正確な事実を伝えたということです。
▶私たちは、世の中に向かって正確な答えをあげる人です。世に向かって、正確な霊的な事実を伝える人たちです。そうすると、勝ちます。皆さんはどういった力に対しても勝ちますし、正解な答えがあります。どういった学閥も背景も打ち勝つことができる正解な答えを持っています。特にレムナントたちはある問題が起きたときに、揺れてはいけません。勘違いしてはなりません。正確に見てください。すると、必ず答えは見えてきます。
▶もっと重要なことは、正確なみことばを握らなければなりません。例えば、神の前に、神のみことばはどうなっているのかという質問だけでもよいです。皆さんが神のみことばを見つけようとしているなら、聖霊が働かれるようになります。人間は霊的な存在です。霊的なことを知らない人々には、これは何を言っているか分からないことです。例えば、皆さんが嘘を1回ついて、2回、3回とどんどん続けてしまいますと霊的におかしくなります。盗みも一度して、2回、3回と続けていくと、皆さんがおかしくなります。自分は知らずにしてしまうのですが、詐欺も続けてやっていると霊的におかしくなります。簡単に言えば、私の体、魂、細胞、全部に悪霊がついてしまうということです。これは霊的なことを知らない人々には、何を言っているか分かりません。
▶皆さんが正確な神のみことばをつかんだということはすべてをつかんだことになります。そして、本当に重要な事実を伝えてあげます。だから、偵察隊もこのような言葉を聞いて本部に報告するわけです。その後、時代を変えることが起こりました。
3.聖霊の中で持った信仰は永遠になくならない答えとしてくる
▶3番目です。最後に遊女ラハブが信仰の見本となったのですが、この人のしたこと3つ目です。この人がしたことによって永遠になくならない答えとして残りました。そのあとどうなったか分かるでしょうか。
1)カナンの地まで一緒に入りました。そして、どうなったでしょうか。サルモンという人に出会います。
2)その人との間に息子を産みます。その息子の名前がボアズです。ボアズとルツは結婚します。
3)このようにして、系図となって誰が生まれますか。ダビデ王が生まれます。遊女ラハブの家系を通して、ダビデ王が生まれるのです。
4)ダビデ王の子孫を通して肉的に誰が来たでしょうか。イエス•キリストが来られました。もちろん、本当の血統ではないが、肉体的に言うと、このように来たのです。途方もないことが起こったということです。
▶皆さんがよく見てみると、落胆する理由がありません。私は落胆している人を見てこのように言ってあげます。落胆するならしっかりしなさい。それでこそ希望が湧いてきます。落胆も下手にしてしまうので、そんなはめになってしまう。しかし、完全に落胆してしまいますと逆に希望が生まれます。私は昔にどれだけ落胆したかと言いますと、私自身を見ると何一つ希望がないことが分かったのです。冗談半分で自分を見たのではなく、精神的にしっかりと自分を見たときに、私には希望が一つもないと気づきました。しかし、そのときに逆に希望が湧いてきました。そこでキリストを知ることになったのです。だから、神も信じて神のみことばも分かるようになりました。どれほど驚くことでしょうか。遊女ラハブがした事によって、このようなものすごい3つのことが起きたのです。
結論-信仰のモデル
▶皆さんのビジネスはどうでしょうか。ずっと世の中の人からの言葉ばかり聞いていますと、皆さんの力もなくしていると思います。皆さんの学業はどうでしょうか。皆さんの職場はどうでしょうか。今日へブル11:31、信仰がどういうものであるかを見本として、遊女ラハブが見せてくれました。
1)皆さんが本当にみことばに集中します魂がいやされます。
2)実際にみことばが現場に伝えられますと、現場を生かす、今日のような働きが行われます。
3)みことばを皆さんの魂の奥に刻んでしまいますと、その時から奇跡が起きます。これを指して、神の国、つまり千年の答えが始まるのです。このような祝福に預かることを願います。
▶私が子どもの頃、「誰も教えてくれない生活」という本を読みました。そこには二種類の人が出てきます。一人は神を知らずに成功した人で、ほとんど大きな事故を起こしてしまいました。代表的な人物がヒトラーのような人です。そして、成功者はほとんどが神を信じている人物でした。絵を描いても、神を知っている人は良い絵を描きました。音楽を作ったとしても、神を知っている人の作品は良かったです。歴史の記録は証人の証しの本です。本を書いたとしても、まことに良い本は神を知るものを通して書かれています。その中で特徴が出てきました。その特徴は何でしょうか。本当にみすぼらしい人だったのですが、大成功を収める。このような人が1,2人ではなく、歴史の記録に残っている人たちほとんどです。私はその中でアインシュタインについて見ました。アインシュタインは幼い頃、まったく勉強ができなかったそうです。しかし、普通の人は、アインシュタインは頭が良いと思っているわけで、私も初めて聞きました。あまりにも勉強ができなくて、アインシュタインが一番世の中で嫌いなのが学校で、アインシュタインの目には、先生たちはすべて悪魔に見えるくらいだったそうです。例えば、数学の先生は、数学の悪魔、科学の先生は、科学の悪魔。あまりにも勉強をするのが嫌いだったからです。最後の最後にやっとフランスのある地方の大学に入りました。そのとき、この人は神の恵みに預かるようになりました。そこですばらしいことを発見しました。もちろん、幼いときからそのような才能があったのでしょうが、そのときにターニングポイントを迎えたということです。それから、エジソンについての記録も読みました。エジソンもあまり頭が回らない人でした。学校の先生がエジソンを見て、この子は勉強ができない子どもだというくらいでした。ところが、その母はエジソンのために何千回も数万回を祈りました。エジソンは後に発明家になりました。また、ベートーベンは耳が聞こえませんでした。しかし、偉大な音楽、時代を変える音楽を残しました。耳が聞こえないのにどのように作ったのでしょうか。また、ヘンデルという人はアルコール中毒でさまよっていた人です。ある日、この人は神の恵みに預かりました。そして、残した作品が、皆さんもご存知のようにメシアという曲です。その中で有名なハレルヤという曲もあります。ハレルヤを演奏したときに、あまりにも感動して、王はその場で立ち上がったそうです。王が立ち上がったので、周りの人たちも皆、立ち上がったそうです。私は子どものころ、映画で「メシア」というものを見たのですが、途中でハレルヤという曲が出たときに、皆が立ち上がりました。私はその時、終わったのかと思って、カバンを持って出ようとしました。子どもの頃だったのでよく分からなかったのです。今でもその音楽を聞くと、どうやってこれが作られたのかと思うくらいです。
▶聖書所々を見ましても、絶対に何もできなかった人なのですが、最高の答えを収めているのがよく分かります。特にレムナント7人、初代教会の人々。最悪の状況に追い込まれていました。誰が見ても正常な人々が見ても、絶対に何もできないような状況でした。例えば、政治をするような人であれば、そこから離れるくらいの状況でした。ところが、神様は最も重要なものを初代教会に与えました。見逃さないように願います。
▶皆さんの人生は価値のない人生ではありません。神様は皆さんのためにただご飯食べてやっと生きるくらいの人生ではなく、それを超えて多くの人を生かすために与えてくださいます。無意味な物質、成功のために揺れないように、皆さんのことをイエス様の御名によって祝福します。お祈りします。
(祈り)
神様、ラハブに与えられた信仰を私たちに与えてください。重要な時刻表に神のみことばを正しく握れる霊的な目を開いて下さい。この時代の現実を見て正確に答えを伝えていく伝達者として用いられますように。私たちはまだ足りなく弱いですが、神の計画を成し遂げていく未来のある人生として、私たちが用いられますように。イエス•キリストの御名によってお祈りします。アーメン。
|