20150503 インマヌエル教会聖日2部


名のない少女
(Ⅱ列王5:1-6)


序論
▶昔、私ととても親しかった後輩がいました。その方も牧師ですが、私を兄さんと呼ぶほど親しく過ごしていました。釜山老会で問題が起こりました。その後からは連絡をしてきません。私は何かあったかなと思って電話をしてみても、電話も取りません。それで私は感づきました。歳月がだいぶ過ぎました。最近、韓国の教会の方で異端の汚名が解かれたということに気付いたのか秘書に電話が来ました。もちろん、私は連絡しませんでした。その友人は私のことをよく知っているからです。私がなぜ連絡しないのかも分かっているはずです。恥ずかしいのか、その後からは私には連絡がありません。もちろん理由がなければ、私も連托したりはしません。なぜこのような話を私はしているのでしょうか。本当に福音を伝える人一人さえいれば、その地域は生かされます。その友人は、自分の利益に損になるかもと思って連絡をしなかったのです。もしかしたら今は利益になるかもと思って連絡してきたのです。
▶私と一緒に昔、現場で福音を伝えていた方がいました。ある日、歳月がだいぶ過ぎて、自分が生活をしなければならなかったからか、連絡してこなくなりました。なぜそうなのか私は知っています。私は特技ではありませんが、感づくのが速いので、申し訳ないと思っているでしょう。また、韓国でとても出世した方もおられます。とても礼儀正しく賢い方です。私は相当、成功するだろうとわかっていました。ところが、タラッパンの問題が韓国内外で生じると分かったので、その人が私を避けるだろうと気づいていました。やはりそうでした。私は知らないふりをして祈っていました。私がなぜこのような話をするでしょうか。私は人から大きな落胆をさせられるようなことがあっても全く落胆しません。なぜなら、そのようなことだと分かっていたからです。また、ある方がすごい話をしたとしても別に興奮しません。そういったこともあり得るからです。重要なのは、正しい福音と伝道です。なぜ私がこの話をするのでしょうか。話すことは多くありますが、皆さんが本当に福音運動をする人であれば、神様は皆さんの責任を取られます。皆さんが一人だけに正しく福音を伝えたとしても、その人が弟子となるのであれば、神様は大きな栄光をお受けになられます。もしかしたらいますか。熱心にしなさいということではありません。私の周りに、私をとおして福音を聞いて、全く揺れることなく弟子として立っている。そういう人はいますか。
▶昨日、長老さんお二人と食事をしました。長老さんお二人がこのような話をされました。牧師たちが熱心に現場に行き、また海外に出て行ったりしていますが、これで合っているでしょうか。本当には福音を受けていないのに、そのように助け続けることが正しいのでしょうか。私は子ことの中で考えました。長老が牧師よりも優れているなと。本当の話です。私は広い心で待ってあげるべきですが、その人が本当に福音を受ける人なのかということを、私たちは見なければなりません。あとになって分かることですが、福音はそんなに弱いものではありません。熱心に仕事もして伝道をする人ですが、証拠がありませんでした。良心的に私が学校で伝道したのですが、数人が救われました。講壇で私が福音を伝えたのですが、本当に何人かが救われるようになりました。この教会に来たとき、タラッパンが30箇所もありましたが、そのときに座っていた人たちの1/3は、私が伝道した人でした。ここには、最初から信じて今までここに座っていらっしゃる方もいます。神様が私の人生を変えてくださいました。私が考えても到底理解できないような恵みを多くくださいました。
▶私はイエス様が言われたことが、胸に迫ってきました。あなたがたは行って、すべての国民を弟子としなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいる。おそらくイエス様はこのようにおっしゃりたかったのでしょう。あなたがたは、すべての国民に行きなさい。本当に弟子としなさい。そして、あなたのものとしないで父と子と聖霊の御名によってバプテスマを授けなさい。あなたの教会のものにするのではなく、父と子と聖霊の御名によってバプテスマを授けなさい。見よ。この「見よ」という言葉は、聖書に何度か出てきます。とても重要な時に語られます。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともに。
▶皆さんがご存知のように、今日読んだ本文はとても重要な内容です。皆さんはただ読まれたかもしれませんが、とても重要な内容です。イスラエルに多くの聖書がありましたが、本当に福音を愛して伝える人がいなくて滅びてしまいました。私の目の前にいるこんな綺麗な女子学生たちが捕虜として連れて行かれたのです。名前も記録されていません。捕虜とされた少女が、福音を伝えた内容です。それもまた、ナアマン将軍の家で。それを少しだけ話してあげたのに、ものすごいみわざが起きました。名前も記されていません。天下の王たちの名前などはあったとしても、この少女の名前はありません。名前がなくても構いません。神様が何をおっしゃろうとしているのか、それを悟らなければならないから。

1.自分の時刻表を知っていた
▶この少女は名前もなく捕らわれていましたが、すでに自分の時刻表を知っていました。
1)神様とともに。たとえ国が過ちを犯して捕虜になってきましたが、神様とともにいる24時のまことの平安を味わっていました。むしろ、世界で最も勇敢な将軍がかわいそうに見えるくらいでした。たとえそこで捕虜として生活しているように見えたとしても感謝しつつ、そこで奴隷の仕事をしていました。24時間、神様とともに。
2)そのような中でも、感謝しながら生活していました。これを指して、神様の大きな恵みであり、25時と言います。
3)たとえ、捕虜として行きましたが、自分の国の過ちによって捕虜になったとしても、そこで神の国をいつも味わっていました。簡単に言えば、答えをいつも味わっていました。今日皆さん、「祈りの答えをどのように受けることができますか」という質問をしないで、今日からこれを味わってください。レムナントたち、分かりますね。「私はどうすればよいでしょうか。何をすべきでしょうか」。このように尋ねる人たちがいますが、絶対に尋ねないでこのようにしてください。神様が私とともに24時。神様が私を通して25時の力をもって。今も神様が神の国を成し遂げながら答えをくださいます。しかし、なぜ私たちの国がこのようになったのか。この少女は分かっていました。
▶昔からのことですが、働き人達を見ると自分たちの利益のために争うのですが、本当に驚かされます。ソウル行ってみると、もっと深刻です。私は全然落胆しませんでした。予想していたからです。私は釜山の東三第一教会、インマヌエル教会の勧士さん、長老さん方々にとても感謝しています。元々、私の説教はテープにして配ったりするような実力のあるメッセージではありません。しかし、この勧士さんが自宅で録音コピーして、他の人達に渡していました。自宅にあるダブルデッキのようなもので、どれだけ時間がかかると思いますか。それで伝道して、また自分の家で作って教会の後ろにおいて。そのようにしていらっしゃいました。訓練も大きくやっていきましたが、ここでも行いました。長老さん、重職者の方々に話しました。私たちは世界福音化しなければならない。私たちは訓練したその経費を私たちが使っていてはいけない。この収益を私が持っていったり、私の教会で使っていてはいけない。すべて本部に送って、世界福音化するために用いるべきだ。少しでも私の教会や私が利益を得てはいけない。本当に恵みでしょう。私がこのような話をしても理解できないはずなのに、私たちの信徒がみな何の問題もなく理解しました。それで私たちの教役者たちは、全国を歩き回って、そうしながらも教会で謝礼を与えて、またその収益は全部、世界福音化のために用いました。どうしてこのような教会があり得るでしょうか。私はとても感謝しています。知らずにやったでしょうが、それでも感謝です。知らないでやったということも恵みではないでしょうか。知らないで悪い者について行ったとすれば、もっと悪いことでしょう。
▶だから、レムナントや信仰者の方々は覚えておいてください。「何をしようか」。その心配は未信者がするものです。「これをください。私の運命はどうなるのか。なぜ私は捕えられてこんなところにいるのだろうか」となったら死んでしまいます。そうですね。

2.捕虜になった理由も知っていた
▶私が今日、本文を見ると、これは普通の本文ではないと思いました。考えてみてください。突然、自分が捕らえられていってしまったのです。昔、強国がアラムの国に入って物も奪い人も殺し、女の子を捕えて売り払ったりしていました。この少女は売られてきたのですが、ナアマン将軍の家に売られてきました。このようなことが昔はよくありました。本当に呆れるようなことです。皆さんならば、眠ることができますか。実際にこのような話が世の中にはあります。ところが、この少女は揺れませんでした。ある面では、その家のしもべのように仕えていたでしょう。しかし、この少女は、捕虜とされた理由も知っていました。皆さん方はいつでもこの1.のように信仰生活をしなければなりません。私がどこにいたとしても関係ありません。勉強ができればとても感謝して、あまりできなくても大丈夫です。どこにいても、神様とともに。これから学業と事業は、神の力の中で。これから私の未来の生活は神の国と答えに従って。なぜでしょうか。知っているから。過去に裏切られたりいろいろなことがありましたが、まったく落胆しませんでした。分かっているから。なぜそうなるのか。この少女は、落胆する理由がありませんでした。分かっていたので。
1)伝道運動を逃すたびごとにそのようになりました。奴隷としてエジプトに行きました。
2)エジプトから戻って来たはずなのに、続けてペリシテを通して戦争が起きました。
3)その後も続けて捕虜とされたり、属国とされたりしました。アッシリヤに、アラムに、バビロンにローマに続けて捕えられていきました。
▶これを知っていました。ですから、それほど大きくショックを受けることもありません。神様の契約を握って待っていました。

3.解答を知っている者であった
▶この名もない少女は解答を知っている者でした。ある日です。時刻表がきました。
1)自分が捕まって売られてきたこの家は、当時、最高の将軍の家でした。最高の将軍ナアマンの家でした。捕えられてきたところです。ところで、その家に行ってみると驚くべきことを発見したのです。すべての人がそうでしょう。偉そうなふりをしながらも死んでいっています。中東の国ではらい病(ハンセン病)は治すことができません。その人は軍服を着て偉そうにしていましたが、内側は全身が腐っていくらい病人でした。そのことをこの少女は、一緒に住むようになったので知るようになりました。
2)その時に重要な伝道をしました。それも答えを与えながら。主のしもべとすると、主を説明したでしょう。主に仕える預言者の話をしたでしょう。私たちもそうでしょう。「あの人に家に行ってください」というように、全く紹介もしないで送ったりしないでしょう。それが伝道です。この人は最高の将軍だったのですが、死んでいくらい病人患者でした。「あなたがエリシャにさえ会うことができれば生きることができる」と言いました。どうなりましたか。
3)だから、このナアマン将軍が死にそうな状態だったで、生きるために自分の王のところに行きました。「私を生かしてください」。王は知っていたので、「私のこの病気を治すことができる人がイスラエルにいる」言いました。それでこの王が調書を書いてあげました。この将軍を生かしてやってくださいと手紙を書いたのです。この調書を持ってナアマン将軍が来ました。イスラエルの王に手紙を渡しました。イスラエルの王は、私がどのようにこの病気を治せるのか、この人は言いがかりをつけに来たのか。これは一体何なのか。そのときにエリシャが分かっていたので、私のところに送りなさいと言いました。それでナアマン将軍はものすごい馬車に乗ってしもべとエリシャの家に来ました。エリシャは来たことを分かっていたでしょう。そうならば、世界最高の将軍が来たので、出て行ってお迎えをすべきなのに出て来もしません。しもべを遣わしてヨルダン川で7度体を洗いなさいと言いました。それでしもべが行って、「私たちの先生がヨルダン川で7度水浴びしたら治ると言っています」と伝えます。すると、ありがとうと言うべきなのに、このナアマン将軍は怒ったのです。なぜ怒ったでしょうか。少しだけ水浴びすれば治ると言ったのに。私たちと同じ心理です。ありがとうございますと言うべきなのに、腹が立ったのです。感謝すべきでしょう。お金を払ってくださいと言われたわけでもないのに、なぜ怒ったのでしょうか。簡単です。私を誰だと思っているのか。これです。私はナアマン将軍なのに、来たことが分かったならば出てきて挨拶をすべきではないか。そして、私を手厚く祈ったりするべきなのに、出て来もしないで水浴びをしろとは何の話か。それで怒って帰ろうと言ったわけです。自分の国に戻ったらあんなヨルダン川よりももっと良い川がある。それで見ていろと帰っていったのです。ところが、その将軍の下に賢い副官がいました。「将軍、ここまで来たのですから、少しくらい水浴びをしてから行ったらどうでしょうか。悪い言葉を言ったのではなく水浴びをしなさいと言っただけですから」。それで自尊心はあるけれども、話は合っています。天気も暑いから行こうとなりました。それで水浴び7度をしました。水浴びを7度もしようと思ったら、どうしたらいいですか。水に入って1、2、3、4、5、6、7…としますか。違いますね。7度しなさいと言われました。ですから、入って出てを7度しなければなりません。簡単な話です。出てみたら全部治っていました。まず水浴びをしようと思ったら、服を脱がなければなりません。軍服も脱がなければなりません。すべての体面、見栄、プライドを脱ぎ捨てなければなりません。それも脱いで、その日に神様の奇跡が起きました。神様がナアマン将軍に大きな恵みを与えられました。
▶皆さんが、世に出て行っても同様です。虚勢、見栄、そういったものを全部下して、実力を持って神様の前に出て行くべきです。
4)ナアマン将軍が戻ってきてどうしましたか。自分の信仰を告白しました。
▶15節、「本当に主はまことの神様ですね」。17節、「しもべはこれからはもう他の神々に全焼のいけにえやその他のいけにえをささげず、ただ主にのみささげます。それで王がそれを拝むときにひざまずくことだけ許してください」と告白します。
5)「それで私が先生に礼儀を守るべきなので、この贈り物を受け取ってください」と、外套と金を渡しましたが、エリシャが「私は神様の御前で、そのようなものを受け取ることはできない」と言いました。伝道者の生き方です。ですから、ナアマン将軍はもっと感動して帰っていきました。
▶その時です。エリシャの下にいるゲハジ。名前も変でしょう。ゲハジ。「あれを受け取ればよかったのに」。これが伝道も知らないで、福音も知らない教役者の姿です。「お金受け取るべきだったのに。教会でもう少し給料を上げてくれればよいのに。一体、長老は何をやっているのか」。普通はそうです。「福音を伝えないで、お金がもらえるところはどこかないかな」。それで行って嘘をつきました。「先生が私を遣わしました。先生は1タラントと外套を2着だけもらってこいとおっしゃいました」。そうすると、その将軍はとても感謝して、「1タラントとは言わないで2タラント。外套も2着」。それで家に持っていって家に隠しました。口をつぐんで普通に暮らしていました。そうしているうちに、自分がそのらい病にかかってしまったと言う話です。かかってもかからなくても同じ人生ですね。

結論
▶皆さんが伝道の祝福が何かを知らなければなりません。本当に皆さんが今からお祈りしてください。
1)皆さん、大きくなことではなかったとしても、事件が起きるときごとに、「神様の御心は何でしょうか」。この質問だけしても答えは来ます。
2)皆さんがすべての現場に行って、神様が誰を救おうとしていらっしゃるのか、熱心にしなくてもよいです。その救いの時刻表だけ見ればよいです。本当に福音を伝えようとするのであれば、騒がなくても神の時刻表だけを見ていれば御働きが起きます。皆さんに重要な答えが出るようになっています。
3)神様が門を開いて、私たちに何を与えようとしていらっしゃるのか教えてくださいます。
▶皆さんはこの3つだけ持っていても十分です。昔、今もありますが、江南病院に伝道に行きました。隅の方の部屋で静かに聖書の学びをしました。看護師たちが伝道をして実が多く結ばれました。そのとき、院長さんが私に話しをしました。信仰が良い人ではありませんでした。初めて話しました。「牧師先生、ありがとうございます。実のところ、教会から伝道しにくると、とても騒々しくて医療に妨害になっていました。でも、牧師先生のように静かに来られて、患者たちの相談にものってくださるので役に立ってありがたい。聖書の学びもとても静かにしてくださるのでとても感謝です」と言われました。私たちが伝道というのを名目にして、他の人たちにどれほど被害を与えているか分かっていますか。それら聖書研究や相談をしてきた中心の看護師がイ•ソンフン牧師の夫人になりました。静かにひとりひとり連れてきました。他の看護師を連れてきたり、患者も連れてきたり。私はただ聖書のみを教えていればよかったのです。そのような静かな雰囲気が継続して生かされていきました。それを見て、私は違う地域に行くべきだなと思いました。伝道をしなければならないから。1箇所にずっといてはいけないでしょう。他に行くところはあるから。それでイ•ソンフン牧師をそこに送りました。そのとき、イ・ソンフン牧師は伝道師だったので、そこに送りました。そこで視線が合って二人は結婚しました。うまくいきましたね。率直な話、イ•ソンフン牧師がどこに行ってそのような女性に会うことができますか。看護師でしょう。信仰も良いでしょう。神様が備えておかれたのです。
▶なぜ私がこの話をするかと言うと、私たちは、伝道ということを言い訳にして、うるさくしたり騒ぎを起こしたりしないでください。友達に無理やりイエスを信じろと言って、そうでないと地獄に行くだとか、そのように言う必要はないわけです。黙っていても地獄に行くのに、そんな風に言う必要はないでしょう。この少女は時刻表を見たのです。時刻表を見て答えを与えたのです。名もない少女がすごいことを行ったのです。ナアマン将軍が救いを受けたらどうなりますか。世界最高の将軍なのです。皆さんに、このような生活が続けて現されるようにイエス様の御名によって祝福します。


(祈り)
神様に感謝をささげます。私たちに救いをくださった神様に感謝します。この福音を多くの人が聞くことができるように祝福してください。イエス•キリストの御名によってお祈りします。アーメン。