[ 2005.3.18 /産業宣教メッセージ/ソウル メイフィールドホテル/柳光洙牧師]


共同体と産業宣教(94) –役員のうつわと祝福
(使徒11:19)


@序論:本文のみことばを見れば極限の患難が起きました。ステパノを死刑させる極限のことが行われたのです。大きい患難の中で使命者が散るようになりました。その時、誕生した教会がアンテオケ教会です。本文のみことばは、すばらしい祝福のドアが開きます。この人たちは誰でしょうか。重要なことが分かる役員です。産業人、役員が、一番心配になるのが何でしょうか。いろいろあるでしょうが、多分、経済でしょう。ところで、神様はその部分を祝福されようとしています。世界福音化する最も重要なことが残っているから、心配するその部分を祝福されようとするのです。この人達のように、役員は必ず捕まえなければなりません。
(1)みことば:産業人は特にみことばを堅く捕まえなければなりません。初代教会の役員は、こういう特徴がありました。大きい患難の中で、みことばにどれくらい確信があったのか、そこでアンテオケ教会が始まったのです。役員はみことばをどのように捕まえるべきでしょうか。
①事実化  ②現場化  ③未来化
事実化、現場化、未来化するのが祈りです。
(2)みことばを捕まえて実践するようになれば、大きいみわざが起きます。
(3)証人:教会の証人にならなければなりません。講壇の説教も重要ですが、皆さんを通した証拠がすばらしい力があるのです。アンテオケ教会の役員を見ましょう。本当にすごいのです。その大きい困難の中で、こういう祝福を得ました。

1.牧師のうつわは時代を生かすことを左右します。-使徒
初代教会の役員は、使徒に対してよく理解していました。揺れる必要がなかったのです。時代時代ごとに、伝道者が起きる時は、間違いありません。皆さんも恵みを受けたのですが、牧師も、この時代に大きい恵みを受けました。いったい初代教会の役員が、どんなみことばを捕まえたのでしょうか。
(1)創世記14:14-20アブラハムが戦争で勝って戻ってきました。ここで考えなかった特異なことが起きたのです。おいが捕虜なったので訪ねてきました。ソドム王に勝ったのです。どれくらい祝福を受けたのか、しもべが318人もいました。それも重要ですが、この時、アブラハムが‘メルギセデク’に十分の一献金を出したという記録が出てきます。この程度は、アブラハムがどのように暮らしていたのか知ることができます。単純な信仰生活をしたのではなく、大祭司長メルギセデクが誰なのか知って、十分の一献金を出したのです。アブラハムが勝利するしかありません。一番重要なのが、単純に理解して手助けしろということではなく、皆さんの教会の牧師を一番よく理解しなければならないのです。神様の契約の立場で見れば良いのです。初代教会の役員が、使徒を一番よく理解しました。使徒が捕えられて散らされた時、役員が教会をたてました。
(2)I列王19:1-20,Ⅱ列王2:1-11,Ⅱ列王6:8-23エリヤ、エリシャ時代にもそうでした。この時、成功、失敗が分れます。失敗するのは、よく知らなくいので、よく知っていた人は成功しました。エリヤが指名手配を受けた時、エリシャがついて行きました。とても重要なのは、オバデヤのような人がエリヤの味方をしました。アハブ王の下で養われていた長官です。その人が、エリヤ、エリシャを認めていたということは、とても重要です。
(3)マタイ16:16,使徒2:4-21,使徒4:12,使徒12:1-25初代教会ペテロがしたメッセージがのせられています。ペテロは単純に、魚を捕る漁師でなく、神様の重要な契約がペテロを通して起きたのです。‘あなたは生ける神の御子キリストです’という告白を一番最初にしました。マルコのタラッパンに働きが起きた時にも、ヨエル2章を話したのもペテロで、法廷に立った時‘世界中でこの御名の他に救われるべき名前は与えられていない’という話をしました。またペテロが監獄に閉じ込められた時、ヘロデ王が死にました。
(4)使徒9:1-15,使徒11:25-26,使徒13:1-3,使徒19:21パウロです。初代教会の役員が使徒を認めていました。
▲こういう意味で見た時、タラッパンの主のしもべをどんな目で見なければならないのか分かるでしょう。ある人々は狭く見ます。どれだけ働きが起きて、メッセージをどれだけ上手にするかだけを見るのです。私たちは、広い意味で見なければなりません。私たちは集会に行けば、重要な常任委員がみな参加します。行く皆さんもそうで、多くの役員が、使徒を正しく知らなければなりません。全く揺れませんでした。その時できたのがアンテオケ教会です。神様の最も重要な祝福がこの時、起きました。

2.役員のうつわと祝福は教会復興を左右します。-役員
初代教会の役員は、自分が誰なのかをよく分かっていました。これがみことばを理解する最も重要な鍵です。普通の人々は、小説を読めば単に読みます。内容を見て良い、悪いと話します。それよりさらに重要なのは、誰が書いたのか、この小説家がなぜ書いて、どんな背景で書いたかを分からなければなりません。初代教会は、使徒が誰なのか、役員自身が誰なのかを分かっていました。
(1)創世記45:1-5ヨセフが誰なのか分かったのです。どんな困難がきても揺れませんでした。どんな困難がきても大丈夫です。むしろ、困難が来たために成功しました。私たちがこういう存在です。困難がきても大丈夫で、困難がくるのが益なのです。ヨセフに困難がこなかったとすればどうなったでしょうか。奴隷、監獄に行ったのが、さらに良かったのです。これが私たちの身分です。
(2)出エジプト2:1-10モーセです。一般信徒であり、指導者であり、役員です。
(3)I歴代29:10-14ダビデも誰なのか分かっていました。
(4)ダニエル6:10、ダニエル10:10-20ダニエルを見ましょう。ダニエルも役員でした。
(5)ローマ16:1-27少しも応用してはなりません。困難が来たのが益なのです。どんな問題も、みことばを受けた使徒には勝てません。どんな問題も、みことばを成就する役員に勝てません。それで、みことばを堅く捕まえなさいというのです。本当に事実化されるように、現場化されるように、未来化になるように、みことばを堅く捕まえれば良いのです。

3.役員を通した教会復興の模範-モデル
役員は何を知っていたのでしょうか。重要なモデルを知っていました。
(1)使徒11:19(以前の事を知っている人々)その患難の中で、アンテオケ教会で伝道が始まったということは、その以前の事をすべて知っていたということです。
▲ユダヤ人が今、何の問題に陥ったのか分かっていました。福音がどのように現れたのか、キリストを分かったのです。なぜ患難が起きるのか分かったのです。この福音がどうなるのか、祝福を知っていました。これが正解です。揺れる理由がありません。初代教会の役員です。全く揺れる必要がありません。人であるから、困難がくれば揺れます。しかし、揺れる理由がないのです。患難の中で祝福がきました。
(2)使徒11:20-23(伝道を知っている人々)患難の中で伝道運動が起きました。初代教会の役員が‘伝道’が何か知っていたのです。
(3)使徒11:25-26(弟子運動を知っている人々)弟子たちが起きました。神様が何を希望されるのか、弟子運動を知っていたのです。
(4)使徒11:28-30 (経済の祝福を知っている人々)経済の祝福を与えられました。ですから、経済も知って、神様がなぜ祝福されたのか分かったのです。全く心配する必要がありません。
(5)使徒13:1-3(世界宣教を知っている人々)逃げなければならない人々が宣教師を派遣しました。この話は、宣教を知っているということです。
▲これが初代教会の役員、産業人で、皆さんが受けなければならない祝福です。Iテサロニケ5:12には‘訓戒している人々’,簡単に話せば、みことばを伝える者をよく知りなさいと言われたのです。‘お互いの間に平和を保ちなさい’という話は、聖徒たちをよく知りなさいということです。祈りの答えを受けた人々は、皆そうでした。それで、みことばを通して生きているために、みことばを堅く捕まえなければならないのです。
①主のしもべ-メッセージ:主のしもべ自体がメッセージです。みことばは、なるしかないのですが、みことばを伝達するメッセンジャーですが、それ自体がメッセージなのです。
②聖徒-役員-成就:役員がまさにメッセージ成就です。
③みことばの理由:役員は、みことばの理由をよく分からなければなりません。
▲神様が一番祝福されることを私たちは心配するのですが、初代教会の役員は正しく知ったのです。ヨセフが分かりました。モーセ、ダニエル、ダビデがみんな分かりました。信仰生活を誤って悟れば、神様が最高で祝福されることが嫌いになります。一番祝福を準備された部分を、私たちは葛藤しやすいのです。それで、パウロは問題がくれば、何も心配するなと言いました。すべてのことに祈りと願いと感謝をもって神様に知っていただきなさい。なぜならば、答えられるためです。それなら、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。このみことばは、聖霊が感動した人の記録だから、役員は、みことばを正しく捕まえなければなりません。このみことばが皆さんに、教会、家庭、産業、現場に根をおろすことを望みます。それで、このみことば堅く捕まえて、役員、産業人が祈れば、証拠が起きるでしょう。講壇で起きる証拠より、もっと大きい証拠が、現場で起きなければなりません。こういう祝福が必ず皆さんにあることを希望します。単純にみことばを捕まえたのではなく、初代教会の役員は初めから分かったのです。それなら、この時代にこの祝福を受け取る方たちが、まさに皆さんです。こういう祝福の中にある方々が多くないのです。
▲こういう産業宣教集いを全国、世界へたくさん作りましょう。それで、自然にみことばなかで一つとなります。ここでレムナント運動、弟子運動、教会復興もみな起きるのです。ここで文化征服も起きます。今回、新しくできた支会の時に話しました。集まるのが‘みことばがずっと広がる’ということです。ここで全国、世界が‘一つになりながら-弟子’が起きるということです。ここで答えを受けるほど‘レムナント’に影響が行きます。結局、一つになれば‘経済祝福’が起きます。結局‘文化’を変えるようになります。こういう現場に皆さんが座っているのです。それなら、皆さんの事業をどのようにされるでしょうか。とやかく言う必要はありません。確信を持って勝利するように主の御名でお祈りします。

-メッセージ要約-
<役員のうつわと祝福(使徒11:19)>
1.牧師のうつわは時代生かすことを左右します。
(1)創世記14:14-20  (2)I列王19:1-20,Ⅱ列王2:1-11,Ⅱ列王6:8-23
(3)マタイ16:16,使徒2:14-21,使徒4:12,使徒12:1-25  (4)使徒9:1-15,使徒11:25-26,使徒13:1-3,使徒19:21
2.役員のうつわと祝福は教会復興を左右します。
(1)創世記45:1-5  (2)出エジプト2:1-10  (3)I歴代29:10-14
(4)ダニエル6:10、ダニエル10:10-20  (5)ローマ16:1-27
3.役員を通した教会復興の模範
(1)使徒11:19(以前の事を知っている人々)  (2)使徒11:20-23(伝道を知っている人々)
(3)使徒11:25-26(弟子運動を知っている人々) (4)使徒11:28-30(経済祝福を知っている人々)
(5)使徒13:1-3(世界宣教を知っている人々)
うつわ準備だけすれば神様が満たされます。